タレント、友近(51)が主演、お笑いコンビ、モグライダーの芝大輔(41)が共演する配信ドラマ「外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人」が13日夜、ユーチューブチャンネル「フィルムエストTV」で無料公開された。コマーシャルから画質、〝おきまり〟の展開など往年の2時間サスペンスドラマをガッツリ再現した内容。X(旧ツイッター)では「クオリティーの高さもだが、しれっと1時間半ドラマがYouTubeに上がってることにびっくりする」「パロディーなのにちゃんとし過ぎてて、1時間半、みっちり見てしまった」と話題になっている。
同ドラマは、西井紘輝監督で今月制作された。ストリップ劇場で踊り子が殺され、ライター役の友近が、カメラマン役の芝とともに真相に迫る内容で、長さは全部で1時間31分。フィルムエストTVの説明によると、ドラマはフィクションだが、CM部分に登場する企業は実在するという。
公開日の13日には、友近が金曜ヒューマニスタ(パーソナリティー)を務めるBAYFM「シン・ラジオ-ヒューマニスタは、かく語りき-」(月~金曜後4・0)で芝と西井監督が出演。同ドラマの撮影裏話などを語った。それによると、6日間、わずか17人のスタッフで撮影したという。全編愛媛ロケで、友近は「私の友達も出てるし、お世話になった方もいっぱい出てて」と紹介。1980年代がドラマのコンセプトで、「昭和のドラマは今地上波でなくなってきているので、ユーチューブで再現したいと企画が始まった」と明かした。友近が、同作のオファーを受けたのは昨年10月。同じ愛媛県出身の芝は、友近経由で出演を打診されたと語った。
29歳だという西井監督は「2時間ドラマをちゃんとみたことがなかったので、今回のために〝あるある〟を含めて勉強しなおした」というと、友近は「送りつけたもんね」と笑う。芝は「僕も子供のときからああいうの好きで、ことあるごとにモノマネしたりするタイプだった」。そして芝らは「何回見てもいろいろ発見がある」とアピールした。
Xでは「モグライダー芝さん」「友近さん」がトレンドに。14日も「友近さんは当たり前だけど、芝さんがあまりにもハマリ役すぎる」「凄いこだわりの再現率。なんかちょうどいい俳優さん達。そして終わり方」「素敵なドラマをありがとう!本当に無料で見ていいのか?レベルの作品でした」という投稿が寄せられている。