学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地払い下げ問題に絡み、土地取引に関与したとの指摘を受けた鴻池祥肇参院議員が1日夜、都内で記者団の取材に応じ、森友学園の籠池泰典理事長と面識があることを認めたうえで、口利きなどの関与は一切ないと強調した。詳報は以下の通り。
《冒頭、鴻池氏から発言》
「森友学園の件で、あらぬ疑いが、ひょっとしたらマスコミの皆さんにあるのではと思って。きちっと話をしておかないとあかんと、そういうことでここに座らせていただいています」
「どんな関係かといえば、何年前か忘れたけど、『講演に来てくれ』といわれて、講演に行きました。まぁ父兄の皆さんの前でしょうね、150人くらいいたかな。そのときの子供たちの態度は素晴らしいと思った。教育勅語を全員で言ったり。思想的にもわしに合うなと思いました。それから籠池さん自身と会っていないんだけれども、出入りを神戸事務所にするようになったようです」
「政治家の事務所というのは宿命で、いろいろな人がやってくる。いちいち聞いてないし、できることはしてあげる。だけど、鴻池の事務所は金融、カネ、不動産、最も苦手で大嫌いな話だから。ここ29年、30年やったことがない。そういうことは。しかし何かそういうことで依頼に来たと。うちは不動産屋と違うぞと。ええ加減断れと。そういう話はしたことがある。報告があったから。うちは不動産屋と違いますからと断ったみたい」