災害時に管制機能守れ 関空で非常用装置訓練
更新 sty1603080015関西空港で8日、南海トラフ巨大地震などの大規模災害を想定し、非常用管制装置を使った訓練があり、航空管制官らが操作手順などを確認した。
国土交通省関西空港事務所によると、非常用装置は羽田、大阪、福岡の3空港に保管され、ヘリコプターやトレーラーで運搬できる。管制施設が被害を受けた際、応急的に飛行機の離着陸の指示を出すことができ、東日本大震災で津波被害を受けた仙台空港でも使用された。
訓練では、1期島の滑走路の脇に可動式の管制塔装置を設置。高さ約6メートルまで上昇させ、広さ約7・5平方メートルの室内で、管制官ら3人が滑走路や航空機の見え方を確認した。飛行中の機体の位置などを示す非常用レーダー管制装置の操作方法も確認した。
訓練は18日まで行われる。