都知事選で蓮舫氏支援の市民連合「1年後に忘れ去られていそうな泡まつに抜かれ、傷つく」

2月に開かれた市民連合を含む都知事選の候補者選定委員会(楠城泰介撮影)
2月に開かれた市民連合を含む都知事選の候補者選定委員会(楠城泰介撮影)

7日投開票の東京都知事選で落選した前参院議員の蓮舫氏=立憲民主党を離党=を支援した「市民連合」は11日、公式インスタグラムで、「一生懸命に応援した蓮舫さんが、1年後には忘れ去られているのでなければテレビのコメンテーターになってそうな泡まつ候補に抜かれてしまったのは、深く傷つく経験となりました」と投稿した。

蓮舫氏は小池百合子東京都知事に3選を許し、新鋭の前広島県安芸高田市長、石丸伸二氏にも敗れて3位になった。「泡まつ候補」は石丸氏を指すとみられる。

その上で、「水に落ちた犬はたたけ、と蓮舫さんバッシングが止まず、共産党のせいだとまで言い出す人もいます」と指摘。「変えたいのは政治だけでなく、こんな選挙結果が出てしまう社会でもあった、と改めて思います」と記した。

市民連合は蓮舫氏に対するバッシングの内容などは明らかにしていない。

市民連合は過去の国政選挙で野党連携を支援してきた。今回の都知事選を巡っては、立民や共産などと「候補者選定委員会」を設立し、小池氏の対抗馬として蓮舫氏に擁立を働きかけてきた。

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