神埼署と伊万里署は14日、吉野ヶ里町の20代女性と伊万里市の60代女性が副業話を通じて現金をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
神埼署によると、20代女性は昨年5月、副業に関するサイトにアクセスした後、男からSNS(交流サイト)の通話機能を通じて副業話を持ちかけられた。「副業を始める上で会社側からのサポートが必要」などと言われてサポート代金などの名目で指定の口座に計約311万円を送金し、だまし取られた。
伊万里署によると、60代女性は13日、「SNS上のCMを見るだけで収益が発生する」と表示された副業の広告を通じて知り合った男から電話で「副業のプランをするためには180万円が必要」などと言われ、指定された口座に送金した。14日に金融機関から指摘を受け、同署に届け出た。