県内企業の採用担当者が、大学生や専門学校生と交流して自社の魅力を伝える就活イベント「サガシル」が8日、佐賀市のSAGAアリーナであった。県内外から参加した学生約730人が企業の事業内容などを確認し、就職活動の参考にした。
イベントは、企業と学生の交流の場をつくろうと、県産業人材確保プロジェクト推進会議の大学・短期大学部会が毎年開いている。
今回は建設業や金融業など101社が出展し、自社の製品やサービスを紹介しながら事業の魅力や社員の働き方などを伝えた。化粧品やロボットを製作するワークショップも開かれ、参加者は体験しながら業界への関心を高めていた。
佐賀市内の専門学校に通う増永瑠依さん(21)=唐津市=は「情報通信業に興味があり、ブースで業務内容や求めている人物像について尋ねた。一日に何社も回ることができたのがよかった」と話した。
今年は新たに、企業ブースを回って集めたポイントで景品が当たる抽選会も行った。(樋口絢乃)