子供の携帯電話(インターネット)の利用について、さまざまな角度から調査が行われているが、警視庁が「携帯電話(インターネット)への依存度」という観点から分析した調査結果を25日に公開した。 調査は、2015年7月1日~20日に行われ、都内の小中高生 3,116名(有効回答率95.7パーセント)、保護者2,108名(有効回収率72.8パーセント)から回答を得ている。 この調査では、まず、「携帯電話が手元にないと不安になる」「食事をしながら、携帯電話をいじる」「携帯電話を忘れたら、家に取りに帰る」など、10項目の質問を行い、「あてはまる」と答えた場合を1点として、0点なら「低依存群」(構成比39.9%)、1~3点なら「やや依存群」(38.6%)、それ以上を「高依存群」(21.5%)とした。「高依存群」は、小学生では2.7%だが、中学生になると一挙に26.5%になり、高校生では33.0%になる。 「毎日のように使うサイト」の種別を、「低依存群/高依存群」で比較すると、「無料ゲームサイト」が36.7%/60.7%、「動画サイト」が36.1%/60.9%といった比率なのに対し、「LINE・カカオトーク」では24.2%/90.3%と、低依存群ほど低く、高依存ほど高い傾向が見られた。「音楽サイト」(13.1%/46.4%)、「Twitter」(8.1%/56.4%)と、両方の群での差異が大きかった。 また「携帯電話、インターネット利用後の行動の変化」について、高依存群のほうが「夜、寝る時間が遅くなった」「勉強する時間が減った」等のマイナスの行動変化が多く見られた。また当然ながら「チェーンメールが送られる」「友だちとのやりとりが続いて切れない」「断り無く写真をネットに載せられる」「不正請求」などの被害も、低依存群の6~7倍となっている。 さらに「ネット上の見知らぬ相手との交流」(小学生を除く)においても、「ネットで知り合った相手に『会おう』と誘った」という子供は、低依存群で2.6%なのに対し、高依存群で9.1%と3倍以上。「実際に会った」の回答は、低依存群で5.3%なのに対し、高依存群は15.2%が、実際に会っていた。なお「ネットで知り合った相手に『会おう』と誘われた」については、低依存群で7.5%なのに対し、高依存群で24.1%と、相手側から誘われるケースも多いことが明らかとなった。
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