国立国会図書館は18日、インターネットの情報や歴史を保存する団体「Internet Archive」に協力し、東日本大震災関連サイトのデジタルアーカイブ作成を推進していくことを発表した。 「Internet Archive」は、過去のサイト内容をまるごと保存する「Wayback Machine」など、インターネット上を流通する情報、動画、音声などをデジタルアーカイブするための団体。今回の東日本大震災にあたっても「Japan Earthquake」として、さまざまな情報を収集・保存している。「Japan Earthquake」には東京電力のサイトをはじめ、震災関連のサイト、個人ブログ、Twitterのツイートなども保管されている。今後国会図書館は、収集すべきサイトなどについて助言や情報提供を行うとのこと。 国会図書館では、「インターネット資料収集保存事業」を独自に行っており、東日本大震災関連については、被災地域の自治体のウェブサイトを重点的に収集している。一方、民間・個人ウェブサイトは著作権の関係から対象外としているため、網羅的な収集が困難となっていた。Internet Archiveに協力することで、民間・個人サイトのアーカイブを構築を進めるのが、今回の協力の目的となる。