サイバートラスト、ジュニパーネットワークス、アルバネットワークスの3社は22日、ネットワーク・アクセス・コントロール(NAC)分野において協業したことを発表した。 具体的には、サイバートラスト、ジュニパーネットワークス、アルバネットワークスの各社が提供する製品・サービスを組み合わせ、PKIを用いた強固なデバイス認証、ユーザ認証、およびステータス認証により、有線LAN、無線LAN、リモートアクセスなど、すべてのネットワークアクセスにおいて安全で統合された認証およびアクセス制御を実現する「統合ネットワークアクセス制御ソリューション」を提供する。各社パートナーを通して、中規模から大規模の企業および組織を中心として、主に官公庁、文教、製造業などに提供される予定。 「統合ネットワークアクセス制御ソリューション」は、3社共同による相互接続試験を実施し、各社による動作確認済みのソリューションとして提供される。また、各社によって確認された推奨設定や手順が網羅されたテクニカルホワイトペーパーを提供する。動作確認済みの製品・サービスは、「サイバートラスト マネージドPKI、サイバートラスト シェアードPKI」(サイバートラスト)、「Infranet Controllerシリーズ、Secure Accessシリーズ、EXシリーズ」(ジュニパーネットワークス)、「Aruba APシリーズ、Aruba Multi-Service Controllerシリーズ」(アルバネットワークス)となる。「統合ネットワークアクセス制御ソリューション」では有線・無線を問わず、デバイス固有情報としてのコンピュータ証明書を用いた端末の特定と、端末のセキュリティ状態のポリシ適合性の確認(ステータス認証)、およびユーザ証明書を用いた強固なユーザ認証により、企業が管理する適切なデバイスや、適切なユーザにのみ、権限に応じたネットワークへのアクセス許可を与えることで、ポリシに準じたネットワークアクセス環境を容易に構築および管理できる。また、無線LAN利用時の課題の一つである不正アクセスポイントの検知および隔離にも対応する。