[速報]マイクロソフトが「Windows Hotpatch」発表。Windowsを再起動せずセキュリティ更新を実現へ
マイクロソフトは米イリノイ州シカゴで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2024」で、「Windows Hotpatch」を発表しました。
(注:記者向けの事前発表では「Hotpatch in Windows」という名称でしたが、基調講演で「Windows Hotpatch」と紹介されたため、タイトルを含めて記事内容を変更しています)
Windows Hotpatchで再起動を年4回に削減
Windows Hotpatchは、Windowsの再起動を必要とせずに重要なセキュリティ更新プログラムを提供できる新機能です。
これによりWindowsでの作業を中断することなくセキュリティ更新プログラムを適用できるだけでなく、セキュリティ更新プログラムが提供された時点から企業が更新プログラムを採用するまでの時間が最大60%短縮されるとしています。
また、システム管理を行うMicrosoft Intuneで、Windows Autopatchの設定によりWindows Hotpatchを適用すると、Windowsの再起動を1年当たり12回から4回にまで減らすことができると説明されています。
これは1月、4月、7月、10月の4回は最新のセキュリティ修正、新機能などが含まれる再起動が必要なアップデートパッチが提供され、それ以外の月には再起動の必要がないセキュリティ更新のみを含むホットパッチアップデートが提供されることによるものとのことです。
Windows HotpatchはプレビューとしてWindows 11 Enterprise 24H2とWindows 365で提供される予定です。
ちなみにホットパッチ機能は先日リリースされたWindows Server 2025において提供されており、今回それがWindows 11にも拡張されたものといえるでしょう。
参考:マイクロソフト、「Windows Server 2025」正式リリース。ホットパッチの提供、NVMe最適化によるストレージ高速化、SMB over QUICなど新機能
Microsoft Ignite 2024
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