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第1回過疎山村振興に関する有識者会議の概要
更新日:2016年3月29日
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1 日時
平成27年5月14日(木曜日) 15時00分から17時10分
2 場所
群馬県庁昭和庁舎 34会議室
3 出席者
(1)委員(11名)
- 西野 寿章 高崎経済大学地域政策学部教授
- 新井 小枝子 群馬県立女子大学文学部准教授
- 斉藤 都繁 くろほね交流居住支援隊長
- 佐藤 茂 くらぶち「草の会」代表
- 今井 祐市 神流川森林組合参事
- 星野 恵美子 旅館業(片品村農家旅館経営)
- 神戸 康明 農業(神戸農園代表)
- 神田 強平 上野村長
- 長谷川 最定 南牧村長
- 熊川 栄 嬬恋村長
- 千明 金造 片品村長
(2)事務局(9名)
- 企画部地域政策課
- 環境森林部林政課
- 農政部農村整備課
4 議題
- 座長の選任
- 有識者会議の進め方について(資料1)
- 次期過疎方針・山村振興基本方針の骨子案について(資料2)
- 意見交換
- その他
5 議事概要
1 開会
2 あいさつ
3 自己紹介
4 議題
(1)座長の選任
西野委員が座長に推薦され、各委員の承認により座長に選任された。
なお、西野座長より座長代理として新井委員が指名され、各委員の承認を得た。
(2)有識者会議の進め方について(資料1に基づき事務局から説明)
(3)次期過疎・山村振興基本方針の骨子案について(資料2に基づき事務局から説明)
(4)意見交換 【主な意見】
- 山村振興法に追加された「木材の利用促進」に基づく林業の産業化
- 産業振興を図ることによる農用地等の保全
- 山村から見た山村が果たしてきた役割の位置づけ
- 山村が生活の糧を稼ぐための具体的な方法の位置づけ
- 県による群馬県に移住者を受け入れるための支援
- 世界遺産や地域の食を活かした活性化策の検討
- 山村をタイプ別に分けた振興策の提示
- 集落のイメージの具体化
- 地域資源のイメージの具体化
- 獅子舞、方言、地域の歴史等具体物以外の地域資源を活用した起業
- 移住者と地域を繋ぎ、地域の団結を図る
- 林業を活性化し、農業以外の収入を生み出す
- 個々の集落が連携して生活を維持することも必要
- 街場から山村へ通い農業に取り組むことも一つの方法
- 都会で農業をしたい人と田舎を繋げる仕組みの構築
- 少量でも付加価値のある農産物を作る方法としての有機農業の取組
- 中山間地域の産地を結ぶ首都圏に販売する「中山間ネットワーク」の形成
- 林業の現場には仕事は沢山あるが、人手が不足している
- 人が入ってこないと地域の中で仕事を回すことが出来ない
- 現象としての過疎と問題としての過疎は異なる
- 「過疎」をいかに自分の問題として考えてもらいアクションを起こすかが課題
- 子育て支援策等の定住支援策の継続
- 若者が求める田舎像と大人が考える田舎像のミスマッチの解消
- 経済活動を推し進めることが地域を活性化させる最大の方法
- 農産物の生産加工を図るなど農業による生活基盤の確保
- 生産者や販売者が常に手を加えることによる特産品の維持
- 地域を変えるためには強いリーダーシップを発揮することが必要
- 恵まれた環境条件を活かすため地域住民自らが動くきっかけ作りが必要
- 地域の中で経済が循環する仕組み作りが必要
- 地域資源を活かした産業興し
- 具体的な目標と目標を達成するための財源を用意する
- 行政が手厚く支援をしないと産業として林業は成り立たない
- 採算がとれない部分を県や市町村が支援する必要がある
- 行政がある程度主導権を握って取組を進める必要がある
- 地域の中で地域の仕事が回せる環境整備が必要
- 現状が厳しくとも地域で生活する人の生活を県が全面的に支援する姿勢を示す
- 農業所得の獲得により定住が図られている
- 山林による「緑のダム」など地球環境の保全を図る
- 各地域の特性や良さを再確認して地域の集合体である県の姿を示す
- 経済的な豊かさだけではない過疎山村地域の幸せの価値の提案
- 林業なくして山村の活性化はない
- 山村には、仕事はあるが、人手不足の会社もある
- 女性の採用を増やすことで、結婚定住が図れないか
(5)その他
次回会議は、6月下旬に開催し、過疎方針及び山振方針の素案を審議することとなった。
5 閉会