本文
むし歯と歯周病について
更新日:2023年5月24日
印刷ページ表示
むし歯とは
食事をしたり、お菓子を食べたり、砂糖が入った飲み物を飲んだりすると口の中の細菌が糖から酸を作ります。こうして口の中が酸性になると歯の表面からミネラルが溶け出しますが、時間がたち、口の中が中性にもどると溶け出したミネラルは元にもどります。口の中ではこういうことが繰り返されています。
しかし口の中が酸性になっている時間が長くなるとバランスが崩れて歯の表面に穴が開きます。これがむし歯です。
むし歯の予防
- バランスのよい食事(穀物、野菜、果物、タンパク質が豊富な食品、乳製品)をとり、間食はできるだけ少なくしましょう。特に砂糖が入っている菓子や飲み物には気をつけましょう
- 間食する場合は、野菜、果物、チーズなど砂糖が入っていない食品をとりましょう。
- 酸性の食品(例えばレモン)や飲み物(例えば炭酸飲料)を頻回に食べたり、飲んだりしないようにしましょう。酸でエナメル質が溶けるおおそれがあります。
- 少なくとも毎日2回はフッ化物配合歯磨剤(フッ化物であるMFPモノフルオロリン酸ナトリウムやNaFフッ化ナトリウムが入っていることを確認して買いましょう)を使ってブラッシングしましょう。(フッ化物にはむし歯予防効果があります)
- ブラッシングの後、水で口の中をすすぐのは1~2回程度にし、フッ化物を適量口の中に残しましょう。
- 歯科医院でやり方を教えてもらい、フロスなどで歯と歯の間もきれいにしましょう。
- 歯科医院でフッ化物塗布やシーラント(奥歯の噛み合わせ面からのむし歯を効果的に予防する処置)をしてもらいましょう。(幼児から小学生)
- 歯科医の指導の下、保育園、幼稚園、学校において集団で、あるいは家庭で個別にフッ化物洗口を行うのも効果があります。)
- 困ったことがなくても定期的に歯科医院で検診を受けましょう。むし歯になりかけている歯を見つけて治せる場合があります。)
歯周病とは
プラーク(歯の周りに見られる白い汚れ。歯垢ともいう)中の細菌によって起こされる歯肉の炎症や進行した場合には歯を支える骨がとける病気。年齢が上がると歯周病にかかっている人の割合は増える。
歯周病の症状
- 歯肉からの出血
- 歯肉の腫れと色の変化(薄ピンクから赤色へ)
- 口臭
- 歯肉が下がる
- 歯がぐらぐらする
- 噛むときに違和感がある などですが初期には自覚することが少ないようです。
歯周病にかかりやすい人
- 妊婦
- 喫煙している人
- 糖尿病の人
- 口の中がきれいでない人(ブラッシング不足などで)
- ステロイド、抗てんかん薬、抗がん剤などの薬を服用している人 などです。
歯周病の早期発見
少しでも歯周病の症状が気になるか、歯周病にかかりやすい人である場合は早めに歯科医院で診てもらいましょう。
何も心配なことがなくても成人期以後は定期的に歯科医院で検診を受けましょう。
歯周病の予防または管理
定期的に歯科医院で検査と歯石除去、歯面清掃をしてもらいましょう。
毎食後、ブラッシングをしていつも口の中をきれいにしておきましょう。(むし歯予防のため毎日2回はフッ化物配合歯磨剤を使いましょう)
いつも口の中をきれいにしておけるよう間食はやめましょう。
毎日1回はフロスや歯間ブラシで歯と歯の間もきれいにしましょう。
歯周病予防のための洗口剤使用については歯科医に相談しましょう。
外部リンク集
- 沼田利根歯科医師会<外部リンク>
- テーマパーク8020<外部リンク>
- e-ヘルスネット<外部リンク>
- Mouthhealthy<外部リンク>