このたびは『ポプラ社 2018 全国学校図書館POPコンテスト』にご参加いただきまして、ありがとうございました。
事務局の当初の予想をはるかに超える、全国314校、作品数にして8,211点のご応募をいただきました。
そのなかから、入賞作として10部門・40作品を本コンテストのアドバイザーである“ POP王 “こと三省堂書店 内田剛さんとともに選びました。子どもたちの「本が好き!」という熱い思いがつまった作品を、ぜひごらんください。
候補作はどれもよくて、選ぶのが本当に大変でした。POP王賞には、店頭で並べたくなる4作品を選びました。本への気持ちが伝わってきて、こちらの心が動かされる、とてもすばらしいPOPですね。
POPを見た瞬間にその本を読みたくなる、そんなPOPを選びました。キャッチコピーやイラストに、人の目を引く力がありますね。この本を読んでほしいという熱い思いが、たいへん強く伝わってくる4作品です。
色づかいがカラフルだったり、紙を切り貼りしていたりと、POPづくりを楽しんでいるのが存分に伝わってくる作品です。細かなところまでこだわりを持ってつくられていて、POPの前でつい足を止めてしまいます。
「この本やシリーズが大好き!」。そんな本への愛情が伝わってくるPOPを選びました。手紙の罫線がカラフルだったり、レイアウトが特徴的だったりと、個性的で一生懸命さの伝わってくるステキなPOPです。
一瞬で本の魅力を伝えるのは、じつはとてもむずかしいことです。でもこの4作品は、本のもつ雰囲気や特徴を的確にとらえて表現しています。友だちがこうしたPOPをつくった本なら、読んでみたくなりますね。
POPに欠かせないのは、何といってもインパクト! 目をとめずにはいられない、振り向かずにはいられない、そんなインパクトがとくに大きな4作品を選びました。図書館や書店でも目立つことまちがいなしです。
「れいとうこで すしになるのを まってるぜ!」「THE青春って感じ?」と、秀逸なキャッチコピーですね。キャッチコピーがいいのはもちろん、モノクロで構成したり、「キュンキュン」の文字を重ねたりと、POPとしての完成度も高いですね。
上手なイラストはたくさんありましたが、POPのイラスト、本の魅力が伝わるイラストとして、とくに目を引く4作品を選びました。書名や紹介文にも工夫があり、全体のバランスもいいですね。
見る人を楽しくさせるPOPの4作品です。絵と文の配置のよさといい、「あっ今、チョコレートが食べたい!」「対象読者:99%グンマ県民」といったコピーといい、個性的なイラストといい、何度見てもクスっと笑ってしまうステキなPOPになっています。
形状などに特色のあるPOPを4作品選びました。脱脂綿や蛇腹折りで立体的に表現したり、段ボールやミラーペーパーを使うなど素材にくふうがあったりと、創造性に富んだ熱意のあふれる作品です。
近年、授業や学校図書館でPOPづくりに取りくむ学校が増えています。POPづくりは、絵が得意、キャッチコピーが上手、工夫するのが好きなど、その子の個性を活かせる点や、自分の気持ちを周りの人に伝えあえるという点で教育的な意義のある活動です。
今回の応募作は、全体として作品の質が高く、気持ちのこもったものばかりでした。どの作品も個性的で、POPづくりを楽しんでいることが伝わってきて、とてもうれしく思いました。
ポプラ社 2019学校図書館POPコンテスト(仮) 開催決定!!
詳細は"ポプラディアワールドの中の人"Twitter(@poplar_toshokan)や、POPコンテスト特設サイトで発表予定です。
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