タレントの小島瑠璃子が、6月10日に東京・大田区総合体育館で開催された『NHK学生ロボコン2018』の司会を務め、学生たちが自作のロボットで競い合う「ロボコン」の魅力を語った。
全国の大学・高等専門学校あわせて24チームが出場。この大会の優勝チームは、日本代表として世界大会『ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト』(8月26日にベトナム・ニンビンで開催)に出場できるとあって、白熱した戦いが繰り広げられた。
「ロボコン」とは、1988年に全国の指導者とNHKの協力で始まった『アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト』のことで、30年わたり、学生たちが制作したアイデアあふれるロボットで対戦する大会を開催し、その模様が放送されてきた。その取り組みは海外へも広がり、これまでに28の国や地域が参加する『ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト』へと発展。AI時代を先取りした日本の放送文化が国際化したとして、今年、『第44回放送文化基金賞』(個人・グループ部門 放送文化)を受賞した。
6月の大会に先駆けて、東京大学チームを取材し、学生たちの姿を目の当たりにしていた小島は「学生たちの一生懸命さがすごく良いなと思っていて、目の前のロボットに対して一筋になっている姿を見て、応援したくなりました。大会の中でいうと、センサーの誤作動で予選リーグ敗退が決まった大学の、学生たちの試合後の悔し涙が忘れられないです。やはり10ヶ月間、いろんなことをクリアして、毎日ちょっとずつ追い求めてきたものが、本番でできなかったのはあまりにもつらいですよね。でも、スポーツでも受験でもそうですけど、何でも一発勝負の中にある無情さみたいなものが、大会の中にも凝縮されていたと思います」と、かなり感情移入していたよう。
今回の競技課題は、ベトナム北部に伝わる伝統行事「ネムコン」(五穀豊穣を願い、高さ15メートルにあるリングめがけて、シャトルコックを投げる行事)にロボットが挑戦。各チーム、シャトルコックを運ぶキャリーイングロボットとシャトルコックを投げ飛ばしてリングを通過させるスローイングロボットの2台のロボットと、ノーマルとゴールデンの2種類のシャトルコックを自作した。
競技は、シャトルコックを運んで渡す(1点)ことからはじまり、ノーマルシャトルコックを投げ飛ばしてノーマルリングを通過させる(10点または15点、スローイングの位置で得点が異なる)、次にゴールデンシャトルを投げ飛ばし、ゴールデンリングを通過して、ゴールデンカップに着地すればクリア(ゴールデンカップ以外への着地は30点)。先にクリアしたチームが勝ちとなる(両チームが未達成の時は試合終了時の得点で勝敗を決める)。
小島は「試合を見ていてよかったなと思ったのは、学生たちが自分たちのロボットに込めた“こだわり”を大会で披露しようとしていたところです。勝敗はもちろんありますが、自分たちが追究した綺麗な投てきを観客の皆さんに見せたいというところは、プロ意識が高くて素晴らしいなと思いました」と、感想を述べていた。
大会の模様は、16日(前9:30〜10:29)にNHK総合で放送。小島は「技術力の戦いだけだと思われがちですが、それ以上に学生同士のチーム力が重要なんです。学生たちの姿から見える“人間のロマン”をぜひ感じてほしいです」と、呼びかけていた。
小島とともに司会を担当したのは、同局の青井実アナウンサー。番組ナレーションは、声優の上田麗奈が務める。
全国の大学・高等専門学校あわせて24チームが出場。この大会の優勝チームは、日本代表として世界大会『ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト』(8月26日にベトナム・ニンビンで開催)に出場できるとあって、白熱した戦いが繰り広げられた。
「ロボコン」とは、1988年に全国の指導者とNHKの協力で始まった『アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト』のことで、30年わたり、学生たちが制作したアイデアあふれるロボットで対戦する大会を開催し、その模様が放送されてきた。その取り組みは海外へも広がり、これまでに28の国や地域が参加する『ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト』へと発展。AI時代を先取りした日本の放送文化が国際化したとして、今年、『第44回放送文化基金賞』(個人・グループ部門 放送文化)を受賞した。
6月の大会に先駆けて、東京大学チームを取材し、学生たちの姿を目の当たりにしていた小島は「学生たちの一生懸命さがすごく良いなと思っていて、目の前のロボットに対して一筋になっている姿を見て、応援したくなりました。大会の中でいうと、センサーの誤作動で予選リーグ敗退が決まった大学の、学生たちの試合後の悔し涙が忘れられないです。やはり10ヶ月間、いろんなことをクリアして、毎日ちょっとずつ追い求めてきたものが、本番でできなかったのはあまりにもつらいですよね。でも、スポーツでも受験でもそうですけど、何でも一発勝負の中にある無情さみたいなものが、大会の中にも凝縮されていたと思います」と、かなり感情移入していたよう。
今回の競技課題は、ベトナム北部に伝わる伝統行事「ネムコン」(五穀豊穣を願い、高さ15メートルにあるリングめがけて、シャトルコックを投げる行事)にロボットが挑戦。各チーム、シャトルコックを運ぶキャリーイングロボットとシャトルコックを投げ飛ばしてリングを通過させるスローイングロボットの2台のロボットと、ノーマルとゴールデンの2種類のシャトルコックを自作した。
競技は、シャトルコックを運んで渡す(1点)ことからはじまり、ノーマルシャトルコックを投げ飛ばしてノーマルリングを通過させる(10点または15点、スローイングの位置で得点が異なる)、次にゴールデンシャトルを投げ飛ばし、ゴールデンリングを通過して、ゴールデンカップに着地すればクリア(ゴールデンカップ以外への着地は30点)。先にクリアしたチームが勝ちとなる(両チームが未達成の時は試合終了時の得点で勝敗を決める)。
小島は「試合を見ていてよかったなと思ったのは、学生たちが自分たちのロボットに込めた“こだわり”を大会で披露しようとしていたところです。勝敗はもちろんありますが、自分たちが追究した綺麗な投てきを観客の皆さんに見せたいというところは、プロ意識が高くて素晴らしいなと思いました」と、感想を述べていた。
大会の模様は、16日(前9:30〜10:29)にNHK総合で放送。小島は「技術力の戦いだけだと思われがちですが、それ以上に学生同士のチーム力が重要なんです。学生たちの姿から見える“人間のロマン”をぜひ感じてほしいです」と、呼びかけていた。
小島とともに司会を担当したのは、同局の青井実アナウンサー。番組ナレーションは、声優の上田麗奈が務める。
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2018/07/08