「
予約のとれない伝説の家政婦」としても知られる料理家、
タサン志麻さん。フランス料理店に勤務していた経験があり、本格的な味わいが簡単に作れると人気です。
おすすめは「
ポークステーキ」だとか。やすませて仕上げた豚肉はしっとりと柔らか。こくたっぷりのクリームソースをのせれば豪華に見え、クリスマスや人の集まる日の1品にもぴったりなんです。
「なるほど、そうすると柔らかくおいしくなるんだ!」と納得のポイントとともに、レシピを教えてもらいました!
『ポークステーキ クリームソース』の作り方
●材料(2人分)豚ロース肉(とんカツ用)……2枚(約250g)
玉ねぎ……1個
白ワイン……1/2カップ
生クリーム……1/4カップ
好みのつけ合わせ(ゆでブロッコリーやにんじんのグラッセなど)
塩
粗びき黒こしょう
サラダ油
●下ごしらえ・豚肉は室温に15分ほど置いておく。
・玉ねぎは縦に薄切りにする。
●作り方
(1)豚肉に塩、こしょうをふるバットに塩ひとつまみ強、粗びき黒こしょう少々をふり入れて豚肉をのせ、豚肉の上面にも同様にふってなじませる。
【POINT】
塩はふだんイメージしているよりも少し多めに!
(2)木べらで押さえながら焼くフライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱し、豚肉を入れる。木べらで押さえながら2分ほど焼き、焼き色がついたら弱火にして1分ほど焼く。
【POINT】
最初は強めの火加減でおいしさを閉じこめます。そり返らないように木べらで押さえれば筋切りなしでOK!
(3)豚肉を裏返す豚肉を裏返し、再び強めの中火にする。同様に2分ほど焼き、弱火で1分ほど焼く。
(4)豚肉をやすませるアルミホイルを広げ、豚肉をのせて包み、余熱で火を通す。フライパンを傾け、ペーパータオルで油をかるく拭く。
(5)ソースを作る(4)のフライパンを中火にかけ、玉ねぎをしんなりとするまで炒める。白ワインを入れ、沸いたら水1/2カップを加え、煮汁が1/3量になるまで煮つめる。生クリーム、(4)のアルミホイルの中の肉汁を加え、ひと煮立ちさせる。味をみてたりなければ、塩、粗びき黒こしょう各適宜を加える。豚肉をつけ合わせとともに器に盛り、ソースをかける。
『ポークステーキ』のソースバリエーション
フレッシュトマトソース豚肉を焼いたフライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、角切りのトマト1 個分、塩、こしょう各少々、酢小さじ1を炒め、好みで青じその葉(またはパセリ)のみじん切り適宜を加える。
赤ワインソース豚肉を焼いたフライパンに赤ワイン1と1/2カップ、はちみつ大さじ1、しょうゆ小さじ1/2を入れ、1/3量になるまで煮つめる。とろみがついてきたらバター10ɡを加えて混ぜる。
簡単だけどコツを押さえて焼いたポークステーキは、シンプルながら絶品! ソースを変えれば、何度も新鮮に楽しめます。
パーティーシーンも日常も、どちらも活躍する志麻さんの『ポークステーキ』、ぜひ作ってみてくださいね。
(
『オレンジページ』2020年11月17日号より)
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