ハイブリッドクラウド運用での課題、アクセス管理・連携を簡単に

Okta Access Gateway Blog Post

Oktaはもっぱらクラウドアプリケーションのアクセス管理ベンダーとして知られてきましたが、プロトコルのサポートとネットワーク統合パートナーによって、オンプレミスアプリケーションにも対応範囲を広げてきました。Oktaには、クラウドツーグラウンド(C2G)への全面的対応も期待されていました。このたび、ハイブリッドクラウドエンタープライズ環境を全面的にカバーする待望のOkta Access Gatewayが、ついに発表となります。多くのOktaのお客様がすでに使用しているこの新しいテクノロジーにより、Webアクセス管理・連携を最新化し、従来のアイデンティティスタックの課題に縛られることなくクラウドへの経路を確保できます。

将来のIT環境としてクラウドが大きな注目を集めていますが、多くの大企業は依然として、基幹アプリケーションがオンプレミスとマルチクラウド環境の両方に存在するハイブリッドのクラウド環境を運用しています。収益10億ドル以上の企業で、テクノロジーに関わる意思決定者を務める 1,050人を対象としてOktaが実施したDigital Enterprise Report調査によると、多くの大企業は、クラウドアプリの数を増やしてはいるものの、引き続き3分の1以上のアプリケーションはオンプレミスで運用する予定だと分かりました。

ハイブリッドクラウド環境でのアイデンティティおよびアクセス管理・連携が難しくなるのは、アプリケーションのアーキテクチャに関連するからです。Okta Identity Cloudを導入すれば、SAMLやSCIMなどのプロトコルが標準化されるため、何千ものクラウドアプリでアクセスとプロビジョニングがシンプルになり、セキュリティが強化され、使い勝手が向上します。とはいえ、オンプレミスのカスタムアプリや Oracle、IBM、SAPアプリでは多くの場合、境界を越えた移動など想定していないテクノロジーが原因で、クラウドベースのアイデンティティおよびアクセス管理が困難になる可能性があります。これらのアプリを個別に管理したり、管理のための回避策をカスタムで構築したりしなければならない状況は、大企業にとってIT運営上の大きなデメリットであり、セキュリティの問題を引き起こす危険もあります。

オンプレミス・クラウドのハイブリッド環境の連携で、安全なアクセスを一元化

Okta Access Gatewayは、従来のベンダー製のオンプレミスアプリケーションとカスタムのオンプレミスアプリケーションの両方を Okta Identity Cloudに接続して、企業におけるハイブリッドITアクセスの課題を解決します。オンプレミスにプロキシを導入するか、Amazon Web Services、Google Cloud Platform、Microsoft Azureなど複数のIaaSベンダーを利用するかを自由に選べる Okta Access Gatewayの柔軟な配備モデルで、最先端ハイブリッド環境のアイデンティティおよびアクセス管理をシンプルに実現できます。Okta Identity Cloudを経由すると、ベンダーの制約やロックインを受けることなく、単一の独立したソースに基づいて自社アプリケーションへのアクセスを管理したりセキュリティを適用したりできるようになります。これを支えるテクノロジーは、19,300社に上るOktaのお客様から信頼されているものです。

Oktaは、Okta Access Gatewayによって、テクノロジーがどこに存在しているかを問わず、あらゆる企業があらゆるテクノロジーを利用できるようにするというビジョンを引き続き追求していきます。現在、多くのOktaのお客様にOkta Access Gatewayの基盤をなすテクノロジーをご利用いただいています。今年後半に予定されている一般販売にご期待ください。