トヨタ自動車の電池生産子会社「トヨタバッテリー」が10月に始動した。パナソニックホールディングス(HD)から前身会社の株式を買い取り、完全子会社化した。トヨタの豊田章男会長は「内製化する大宣言」と話すなど、外部調達主体から内製にカジを切る象徴となる。内製化の投資は2024年度だけで5000億円をゆうに超える。負担軽減には電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)での電池の共用もカギを...
トヨタ、PEVEを完全子会社化 パナとの共同出資電池
トヨタ自動車は5日、傘下の電池生産子会社プライムアースEVエナジー(PEVE)を3月下旬にも完全子会社化すると発表した。共同出資するパナソニックホールディングス(HD)から全株式を買い取ることで合意した。完全子会社化で電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)向けの電池を生産し量産体制を強化する。 PEVEの株式はトヨタが80.5%、パナソニックが19.5%を保有する。株式の取得額は
トヨタの電池資源を一括調達 PPES、EV大増産に備え
トヨタ自動車がリチウムなど車載電池に使う希少資源の一括調達に乗り出した。パナソニックホールディングス(HD)と共同出資するプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)の好田博昭社長がNIKKEI Mobilityの取材で明らかにした。トヨタは2026年までに年150万台のEV販売を掲げ、電池資源の確保が急務となっている。世界の自動車大手もEVシフトを強めるなか、交渉窓口を集約
トヨタバッテリー始動、豊田会長「電動化へ全て内製化」
トヨタ自動車の電池生産子会社プライムアースEVエナジー(PEVE)は1日、社名を「トヨタバッテリー」に変更した。本社を置く静岡県湖西市で式典を開いた。トヨタの豊田章男会長は社名変更を「トヨタが電池も含めて電動化に向けすべての要素技術、部品を内製化するという大宣言」と説明し意義を強調した。 トヨタバッテリーに改称する前のPEVEはトヨタとパナソニックホールディングス(HD)の共同出資会社だったが、