月30億円超の流入続くNISA向け投信 楽天・VTIが最長
投信番付
資金流入が長く続いているのは、どんな投資信託か。新しいNISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠対象ファンド(上場投資信託=ETF=を除く)を対象に、月間30億円超の資金流入が継続している月数でランキングしてみた。
首位は「楽天・全米株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・VTI>」の54カ月。2017年9月に運用を始め、19年10月から24年3月まで毎月30億円を上回る資金が流入している。2位は三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の52カ月だった。
この2本を含め、上位10本中9本をインデックス型(指数連動型)が占めた。そのうち8本は新NISAのつみたて投資枠でも購入できる。23年までの「つみたてNISA」でも、この8本は多くの個人投資家が積み立てていた。ファンドごとに設定年月は異なるが、いずれもこれまで月間ベースで資金流出となったことはない。
(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)