静岡市で大道芸W杯開幕、15カ国58組が出場 100万人超の来場見込む

世界各国の大道芸人が集まり、自慢の技を披露する「大道芸ワールドカップ(W杯)in静岡2025」が31日、静岡市で開幕した。日本をはじめ、フランスやウクライナ、中国、米国、ドイツなど15カ国・地域から58組92人が出場する。11月3日までの期間中、2024年の前回に比べて2割多い100万人超の来場を見込む。
初日は雨にもかかわらず、市内各所の会場に多くの観客が詰めかけた。駿府城公園では道具をお手玉のように操るジャグリングや手品といったパフォーマンスが披露され、観客が拍手を送った。
およそ10年前から見物に訪れているという静岡県島田市の60代男性は「お金を払う価値があるほど素晴らしいパフォーマンスが見られる」と目を細めた。愛知県から来た夫婦は「海外から参加するアーティストも増えてほしい」と語った。
静岡のW杯は大道芸のイベントとしてはアジア最大級という。主催者の大道芸W杯実行委員会は31日、韓国・釜山文化財団と文化交流に関する協定を締結したと発表した。釜山で開催する大道芸や演劇祭と連携し、パフォーマーを相互に派遣する。













