世界都市ランキング、東京9年連続3位 大阪35位に上昇
森ビル系シンクタンクの森記念財団都市戦略研究所(東京・港)は10日、世界の主要48都市を評価する「世界の都市総合力ランキング2024」を発表した。1位はロンドン、2位はニューヨークで、東京は9年連続の3位だった。大阪は前年から2つ順位を上げ35位、福岡は前年と同じ42位だった。
ランキングは、世界の主要48都市を対象に①経済②研究・開発③文化・交流④居住⑤環境⑥交通・アクセス――の6分野70指標で評価した。新型コロナウイルス禍からの回復が、国際的な人の流れや、企業活動、働き方、都市環境などに大きく影響した。
上位5都市の順位は前年と同じだった。1位のロンドンは文化・交流や交通・アクセスの評価が高く、2位のニューヨークは経済や研究・開発に強みを持つ。
東京はインバウンド(訪日外国人)の増加などを受けて文化・交流や交通・アクセスの評価を上げた。総合スコアは上昇し、ニューヨークとの差を縮めた。4位はパリ、5位はシンガポールだった。
25年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を控える大阪は、交通・アクセスや居住の評価が上がった。
【2023年のランキング】