任天堂の最終赤字99億円、3DS不振 4~6月
任天堂が30日発表した2014年4~6月期の連結業績は、最終損益が99億円の赤字(前年同期は86億円の黒字)だった。携帯型ゲーム「ニンテンドー3DS」のハードの販売台数が前年同期比約4割減の82万台と振るわなかった。営業損益は94億円の赤字(前年同期の赤字は49億円)で4年連続の営業赤字となった。
売上高は前年同期比8.4%減の746億円。販売低迷が続いていた据え置き型ゲーム「Wii U」のハードの販売台数は51万台で前年同期の3.2倍に回復したが3DSの販売不振が響いた。
2015年3月期通期の業績予想は維持する。連結売上高は前期比3%増の5900億円、連結営業損益は400億円の黒字(前年同期は464億円の赤字)と、4期ぶりに営業赤字からの脱却を目指す。