「空飛ぶ新幹線」これで見納め JR東海がイベント
JR東海は18日、浜松工場で新幹線の車体をクレーンでつり上げ、車体と台車部分を分けて点検する作業を公開した。車体が2.3メートルの高さまでつり上げられると、集まった鉄道ファンらが一斉にフラッシュをたいた。
同社によると、浜松工場は来年1月以降に設備を新しくする予定で、更新後は、他の工場同様、クレーンを使わない点検方法に改める。ファンの間で「空飛ぶ新幹線」と親しまれてきた公開イベントも今回が最後となる。
18日は午前、午後合わせて8回のつり上げ作業が公開され、イベントには、ファンら約8300人が参加した。東京都文京区から家族で訪れた会社員、溝口悟さん(44)は「普段見られない新幹線の姿が撮影できる貴重な機会。最後だと思うと寂しい」と話していた。〔共同〕