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- 少年女子SPで演技する本田望結(撮影・足立雅史)
<フィギュアスケート:冬季国体>◇第1日◇24日◇栃木県立日光霧降アイスアリーナ◇少年女子ショートプログラム(SP)
女優業とフィギュアスケーターを両立する本田望結(17=青森)は、34・34点でSP32人中29位。25日の決勝(フリー)進出とはならなかった。
黒を基調とした衣装で、11番手で登場。ジャンプは全て着氷させたが、GOE(出来栄え点)が複数回マイナスを記録するなど、得点は伸び悩んだ。
インタビュースペースに現れた本田は、落ち着いた表情。「変な緊張感もなく」コンディションは上々だったといい、「いい意味でも悪い意味でも練習通りだった。スピンやステップはしっかり(実力を)出せた。ジャンプはミスがあったが練習からあったものなので…」と淡々と振り返った。
決勝進出はならなかったが「ピークだった3年前に比べると全体的に劣っている。明日からの課題にしたい」と前を向いた。また、コロナ禍での開催に「できることは当たり前のことじゃない。スケートをできる喜びを忘れずに頑張りたい」と、関係者への感謝も忘れなかった。