日本競輪選手会千葉支部長の中村浩士（47）が父の威厳を見せた。1予7Rで佐々木真也のまくりを直線鋭く差し切り快勝。「かわせる感じはなかったけど、思い切り踏んだら少しだけ抜けました。やっぱり僕は、500バンクが好きですね」と、以前のホームだった同じ長走路の千葉バンクを思い出しながら振り返った。

この日、長男嶺央（れお）さん（19）が、競輪選手養成所129期生に合格したという朗報が飛び込んだ。「うれしいです。（嶺央は）高校まで野球をやっていて、今回が3度目の受験。過去2度を意味のない不合格にはしないように、年々（力を）上げていかせました。夢のある選手になってほしいし、一緒に特別競輪も走りたい」と目を輝かせた。

2日目の出番は2予7R。同じ“中村道場”の根田空史の番手から準決進出を狙う。