メッツからFAとなっている藤浪晋太郎投手(30)が5日、大阪・大東市内にある母校・大阪桐蔭の練習場を訪問した。この日は後輩たちの25年始動日だった。
高校時代の同級生のロッテ沢田圭佑投手(30)らと訪れ、西谷浩一監督(55)らに新年のあいさつを終えると、グラウンドでキャッチボールやポール間でのダッシュなどを行い、汗を流した。
阪神から米国へ渡って2年目の昨季はコンディション不良も影響してメジャーでの登板機会はなく、メッツ傘下のルーキーリーグから3Aまでマイナー4球団でプレー。計33試合に登板し、1勝2敗7ホールド1セーブ、防御率5・94だった。12月にはプエルトリコ冬季リーグに参加していた。
新たな所属先については「まだですね」と未定。母校は昨秋の近畿大会で初戦敗退となり、センバツ出場が絶望的となっているが「西谷先生も『1からやり直す』っておっしゃってましたので、自分も頑張らないといけないですけど、頑張ってほしいですね」とエールを送った。
西谷監督は教え子について「顔を見たらマイナスなことはない、やってやろうという感じ。(メジャーでプレーする)夢がかなってるわけなので。思っているようにできていることとできないことがあると思いますけど、藤浪らしくやってもらいたい。こんな時くらいしか会えないですけど、頑張ってもらいたいなと思います」と激励した。