厚生労働省によると、精神疾患のため医療機関に通院や入院している人は、
年間約420万人いるとされており、
5人に1人は一生の間に何らかの心の病にかかると言われています。
その精神疾患のなかでも最も多いのがうつ病などの気分障害。
一度精神に不調をきたすと回復が容易ではないため、
日頃から心を安定に保つための“メンタルマネジメント習慣”が大切です。
メンタルと一口にいっても、症状や悩みは人によってさまざま。
例えば「気分に波があって感情をコントロールできない」、
「仕事に対するやる気やモチベがまったくない」、
「やったことのない新しいことに挑戦するのがこわい」、
「褒められても、好きなことをしても満たされない」、
「いつも何かに追われて不安を感じる」などなどなど……。
そもそもメンタルは、脳と密接につながっており、
人間の脳内にある4つのキャラクター
「➀真面目でリーダー的な自分」「②不安や恐れを感じる傷ついた自分」
「③好奇心旺盛の無邪気な自分」「④全体的な視点で物事をみる宇宙的な自分」
のバランスによってメンタルも維持されています。
その脳科学に基づく4つのキャラクターを意識した
メンタルを整えるための方法を精神科の名医がわかりやすく解説します。
また、メンタルを整えるには、身体のケアも必要不可欠。
身体が弱っていたら、心も弱ったままです。
本書は「身体」→「思考」→「メンタル」の順でそれぞれの整え方を紹介し、
3STEPプログラムとして誰でも実践しやすいつくりになっています。
SNSや人間関係、職場での悩み事やモヤモヤの解消法も
具体的なシチュエーション例とともに掲載。
どんな心の不調にも対応する最強のメンタルマネジメント本です。