手軽にできて人気のメニュー「トマトの卵炒め」。でも、いざ作ると水分が出てベチャッとしたり、卵に火が通り過ぎたりと、残念な思いをしたことはありませんか? 今回は料理家の矢島南弥子先生が間違いなく“ふわとろ”になる作り方を伝授します。
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【トマトの卵炒め】3つのコツ
②強火でスピード勝負!
③加熱中は卵を混ぜない!
【矢島先生よりひと言】
卵料理は強火でさっと火を通すことが大事。3つのコツを押さえれば、おうちで本格的な中華炒めが作れますよ。
【トマトの卵炒め】の作り方
材料(2人分)
作り方
1 トマトはヘタを取り除き、皮つきのまま8等分のくし切りにする
■POINT:トマトは大きく切ると、炒めたときに水っぽくなりにくい。
2 卵に調味料を加えてよく混ぜる
ボウルに卵を割り入れ、ごま油と顆粒鶏がらスープを入れる。菜箸で白身を切るようによく混ぜる。
■POINT:ごま油を加えることで、卵がふわっと仕上がる。
3 フライパンを熱し、強火でトマトを焼く
フライパンにサラダ油大さじ1/2を強火で熱し、トマトを並べ入れる。へらを使って返しながら、トマトから出た水分が飛ぶまで1~2分程さっと焼き、塩・こしょうをふる。
■POINT:トマトは一度返す程度でOK。触り過ぎると水分が多く出るので注意。
4 トマトを卵液に加える
トマトを取り出し、卵液に加える。炒める前にトマトと卵液を合わることで、一体感が出る。
■POINT:フライパンは一度きれいに拭くこと。
トマトは糖度が高いため、フライパンに残っていると焦げの原因になる。フライパンの汚れを拭きとるひと手間を忘れずに。
5 トマトを加えた卵液を入れ、触らずに待つ
フライパンにサラダ油大さじ1/2を入れて強火にかけ、十分に熱してから卵液を流し入れる。
■POINT:卵液は混ぜないこと。ここでかき混ぜると、ベチャッとした食感になる。
6 卵液の「ふち」がかたまり始めたら、ヘラで中心に向かって卵を寄せる
卵液の「ふち」がかたまり始めたら、卵液を端から中央へ手早く寄せる。卵液が流れ出るので、同様に中央に寄せる。
■POINT:卵はかき混ぜず、大きく寄せるように動かす。
7 ゆるい半熟状態になったら火を止める
写真のような「ゆるめ」の半熟状態になったら火を止める。中央に寄せたときに卵液が流れ出なくなるのも目安のひとつ。
トマトの卵炒めの完成!
余熱で卵にちょうどよく火が通り、ベストな“とろふわ”具合に仕上がります。このクオリティが家庭でできるなんて、感動ものです!
熱々ごはんにのっけて「トマたま丼」に!
トマトの卵炒めは「ごはん」と相性抜群。のっけるだけで立派なメイン料理になります。
冷凍トマトを使う場合は「ミニトマト」で!
冷凍ミニトマトを切らずに凍ったまま使うと、水っぽくなく仕上がります。紹介しているレシピの「トマト大玉1個」を「冷凍ミニトマト10個」に代えて、同様の手順で作りましょう。
■トマトの冷凍方法も合わせてチェック!