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当初、コンピュータ・ネットワークは、各社独自の仕様でしかつなぐことができなかった。
そのネットワークを、仕様やメーカーに関わらずつなぐのがネットワンの仕事。
相互接続に必要な機器、通信ソフト開発能力、マンパワー、すべてが揃っていた。
技術やプログラムに精通しているだけでは「匠」にはなれない。理想の未来を予見する能力を備え、進歩を続けるネットワーク世界をリードする。そこにこそ「匠」の意義がある。
斬新なアイディアやサービスは、そんな「匠」がもつもうひとつの一面、「遊び心」から生まれたものも多かった。
日本のインターネットにおいて、ひとつの分水嶺となったのが1995年。災害時の通信インフラとして インターネットの有用性が注目され、パーソナル・コンピュータが普及し、回線速度が向上するなど、さまざまな要因が重なり、TCP/IPというプロトコルが一気にデファクト・スタンダード化していった。
ネットワークを物理的につなげる時代のあとにやってきたのは、ネットワーク上にさまざまなデータを乗せる利活用の時代。その流れはやがて、ネットワーク上にCPUやストレージ、
さらにはOSやソフトまでもが乗るはずだというビジョンへとつながっていく。
2000年代初頭までにネットワーク業界の設備投資は一巡した。その後ITバブルが弾けると、
「他にないもの」、「新しい技術」への需要もシュリンクしてしまう。だが厳しい冬の時代こそ、
未来へと伸びていく新しい芽が育つときでもある。ネットワンもいちはやく新時代の風をつかんでいた。
インターネットの進化は、「インターネットのあるべき未来」「人間社会のあるべき姿」というビジョンに導かれている。2005年頃から提唱された「ウェブ2.0」もそのひとつ。
そこから「クラウド」が確かなコンセプトとなった。
クラウド・コンピューティングによるネットワークの効率化と高機能化、
シームレス化は、時代が求める至上命題となっている。さらに重要なのは、その機能をどのように日々の生活に活かしていくか。ソリューション提案とライフスタイル変革こそが求められている。
「SD-HCI」など、すべてがソフトウェア化されていくなかで問われているのがネットワンの「見えないデータを見通す」能力である。次世代技術にむけたデータ収集&解析、研究開発も本格的AI時代を見据えて大きく動きはじめている。
1970年代、コンピュータ同士を接続し、データをやりとりする「コンピュータ・ネットワーク」が登場する。しかし、当時のネットワークは各社独自のプロトコルを採用しており、異なる会社の製品とは接続できなかった。ネットワークは本来あるべき姿からはるかに遠く、メーカーごと、プロトコルごとに孤立した存在のままだった。
1988年、シスコシステムズのルータ取り扱いを機にネットワンシステムズが設立された。ネットワンという名前は、アンガマン・バス社の汎用LANブランドからとられたもので、発足当初の社員数は、わずか10数名。アンガマン・バス社の日本法人と合わせても、100名強の規模だった。
機器をつないだだけでは通信も何もできないというのが、この時代の常識である。ケーブルの引き回しからデータの流れ、果てはケーブル端子のアサインにいたるまで、ひとつひとつ手作業で確認し、なんとかデータのやりとりができるようにする。この作業は難易度の高いゲームを解くことにも似ていた。
「TCP/IP」は汎用ネットワークならではの利点を数多くもっていた。マルチプロトコルに対応できる、論理多重通信が可能であるためケーブルを1本に集約できるといったメリットは、その代表的な例である。ネットワンは、その技術を最大限まで活かし、イーサネット拡張カード、バッファド・リピータなどネットワンならではの独自機器の開発にも着手していく。
最高回線速度
1mater = about 10 kbps
14.4 kbps
『日本のコンピューター史』より
1958–1988–1991
ネットワンシステムズ沿革
1988–1991
コンピュータ・ネットワークが一般化し、社会インフラとなっていくならば、やがてデータ量は膨大なものになる。そのときに重要となってくるのは、パケットやトラフィックをどう管理するかに違いない─。「匠」が見据えるネットワークの世界は、未来を予見するロジックとビジョンに導かれていく。
NCS-2000は、1994年にネットワンが他に先がけ製品化したアドレス変換ゲートウェイ。当時まだ標準化されていなかったNAT(Network Address Translation=ネットワーク・アドレス変換)機能を採り入れることにより、LANなどのローカル・ネットワークで使われるプライベートIPアドレスをインターネット通信に必要なグローバルIPアドレスへと変換して送信する。
‘90年代中盤以降、ネットワークが普及していくにつれ、保守、リモート監視、トラブルシュートといったニーズも飛躍的に高まっていった。1992年に始まったネットワンのリモート監視システム「MIKAN(ミカン)」は、そのニーズをまさに先取りするものだったと言える。
最高回線速度
1mater = about 10 kbps
33.6 kbps
『日本のコンピューター史』より
1992–1994
ネットワンシステムズ沿革
1992–1994
1993年、商用インターネット・サービスの提供が始まった。たちまちインターネットはコンピュータ・ネットワークにおいて圧倒的主流となっていく。一般ユーザーにまでインターネットが広がったきっかけはふたつあったが、そのいずれもが同じ年、1995年におこっていた。
1990年代後半におこった急激なインターネット普及にともない、企業などを中心にセキュリティーへの要望が高まったのは、当然のなりゆきと言えた。ネットワンは、こうした声に応えるソリューションにもいち早く取り組んでいる。1996年に「Sidewinder(サイドワインダー)」の独占販売を開始したこともその代表例である。
PROMINET Cajun P550(1997年)は、ネットワークにおける広帯域サポート、トラフィック増加によるボトルネック解消、優れたマネージメント機能などを併せもったギガビット・イーサネット・スイッチ。次世代ネットワークに求められる機能も搭載しており、しかもそのすべてを低コストの特定用途向け集積回路(ASIC)で実現するなど、機能だけでなく設計思想まで先進的なスイッチだった。
インターネット人口
1icon = about 10 000 000 person
27 060 000 person
総務省 情報通信白書インターネット利用状況より
最高回線速度
1mater = about 1 mbps
1.5 mbps
『ニッポンの挑戦 インターネットの夜明け』より
1995–1999
ネットワンシステムズ沿革
1995–1999
回線速度の向上にともない、インターネットはWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)、メール以外のさまざまな用途にも利活用されるようになっていく。なかでも企業からのニーズとして、この時期注目されたのがTCP/IPネットワーク上で音声データをやりとりする「VoIP(Voice over IP=ボイス・オーバーIP)」と呼ばれる技術だった。
インターネット人口
1icon = about 10 000 000 person
77 300 000 person
総務省 情報通信白書インターネット利用状況より
最高回線速度
1mater = about 10 mbps
100 mbps
Broad band watchより
2000–2003
ネットワンシステムズ沿革
2000–2003
ITブームによりインターネットには強い追い風が吹いた。だがバブルが崩壊し逆風が吹くと、多くの企業が表舞台から姿を消していく。この波瀾の時代を生き抜くことができたのは、それぞれの領域において真摯な姿勢をもったプロフェッショナルのみだった。
さまざまなコミュニケーションツールが登場してくると、それらをいかに効率的に活用するかといった問題が浮上してきた。この課題に対するネットワンの回答がユニファイド・コラボレーション(UC)。各ツールをシームレスに連携させる統合ソリューションである。
インターネット人口
1icon = about 10 000 000 person
88 110 000 person
総務省 情報通信白書インターネット利用状況より
最高回線速度
1mater = about 1Gbps
1Gbps(1000000kbps)
Broad band watchより
2004-2007
ネットワンシステムズ沿革
2004-2007
2008年、ネットワンは創立20周年を迎えた。同年、吉野孝行の社長就任を機に「ネットワーク・コンピューティングからクラウド・コンピューティングへ」という新しいスローガンを掲げた。ここから、クラウドのプラットフォームを担う「匠」への進化が始まる。
データセンターといえば膨大な数のケーブルとアダプタを使い、運用ではLAN/SAN、スイッチ、サーバの個別管理も必須と、導入にも運用にも手間とコストがかかるというのが常識だった。それを仮想化で一気に統合、効率化したのがCisco UCSである。
インターネット人口
1icon = about 10 000 000 person
94 620 000 person
総務省 情報通信白書インターネット利用状況より
最高回線速度
1mater = about 1Gbps
1Gbps(1000000kbps)
インターネット白書より
2008–2010
ネットワンシステムズ沿革
2008–2010
2011年3月11日に起きた東日本大震災は日本と世界に衝撃を与えただけでなく、企業、一般のインターネットユーザーにも、大きな意識変化をもたらした。企業は災害対策や事業継続計画(Business Continuity Planning=BCP)をより強く意識するようになり、一般ユーザーは非常時の通信手段として、電話網よりも各種SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス、Twitter、Facebookなど)が有効であることを、あらためて知った。震災後、インターネット回線を使用したテレビ会議のニーズは一気に高まった。
仮想ネットワークで起きている問題と、クラウドを構成するハードウェアの間にどのような関連性があるか。これを判断するためには、ネットワークとクラウド・コンピューティングの両方を知り尽くしている必要がある。クラウド時代ならではの課題がここにある。
インターネット人口
1icon = about 1000 person
10044 person
総務省 情報通信白書インターネット利用状況より
最高回線速度
1mater = about 1Gbps
1Gbps(1000000kbps)
フレッツ NTT 西日本 公式ホームページより
2011–2015
ネットワンシステムズ沿革
2011–2015
製造業の分野で大きな注目を集めているIIoT(インダストリアルIoT)。これは製造現場にIoTを採り入れることで全体最適化をはかり、リアルタイムで収集したデータの分析、紐付け等により、トレーサビリティの迅速化、不良率低減、製造ラインの停止時間短縮などを目指すというものである。
ネットワンが提案するソリューションは自治体、エンタープライズなどからも評価されている。2016年7月には福岡県内49市町村が共同利用する「福岡県自治体情報セキュリティクラウド」のシステム構築を受注。ここでもセキュリティ技術、クラウド技術、ネットワーク技術といったネットワンのコア・コンピタンスが高く評価された。
故障予測、異常検知、画像分類、行動予測など、さまざまな分野で応用が期待されているAI(Artificial Intelligence=人工知能)。ネットワンはAIを活用したソリューションを提供するため「NetOne AI Platform」を設立、各方面と連携しながら研究開発を進めている。このプラットフォームは「国内パートナーとの連携」「海外パートナーとの連携」「産学連携」という3つの柱から成り立っており、最先端ICT基盤とAI技術の連携によって今までにない課題解決方法をサポートするのが狙いだ。
かつてはツールとして認識されることの多かったIT技術。しかし近年のビジネスシーンでは「IT技術でしかできないこと」を軸とした大規模変化が連続して起きている。その代表例がAmazonやGoogle、Facebookといったアメリカ企業。これらの企業はITだからこそできるサービスを提供し、既存の地図を書き換えながら急速に台頭した。彼らはときに「ディスラプター(破壊者)」と呼ばれる。
サイバー攻撃の高度化が急速に進み、セキュリティ対策においては攻撃の迅速な検知と対処が求められている。こうしたニーズに応えるべく、ネットワンは2016年10月に新しくセキュリティオペレーションセンター(SOC)を構築し、「マネージド・セキュリティ・サービス(MSS)」の提供をいち早く開始した。
ネットワンシステムズ沿革
2016–2017