一人ひとりが自分らしい働き方を選べる環境
ハイブリッドワークやスーパーフレックス制度で働いてみて
NECソリューションイノベータでは、テレワークと出社を組み合わせたハイブリッドワークやコアタイムを設けないスーパーフレックス制度を導入しており、さらに自部門の働き方は社員同士が話し合ってルールを決めています。今回は、同じ部門に所属する4名の社員に実際の活用方法や感想を聞きました。
メンバー
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Y.N.
シニアマネージャー
2005年入社。アプリケーションエンジニアとして社内外のお客様のSIを多数経験。
現在は2人の子育てをしながらビジネスマッチンググループの部門を牽引。 -
T.F.
プロフェッショナル
2008年入社。ITスペシャリストとして、人材サービス業のお客様の基幹システム(勤怠・給与・請求等)の保守・開発業務を中心に、顧客システムのSIを担当。
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A.I.
2016年入社の9年目。AzureやMicrosoft365のSI経験を経て、現在は自社サービス(StreamGallery)の販促から保守までを一貫して対応。
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R.K.
2022年入社の3年目。社内DXプロジェクトにて、ローコードツールでの開発を経験。現在は、自社サービス(StreamGallery)の開発を担当。
主な業務内容を教えてください。
Y.N.
ファウンデーションサポート事業部には、複数の部門があり、それぞれ別の事業のお客様を担当しています。私は、部門全体のマネジメントを担っています。
T.F.
私の部門では、人材サービス業のお客様を担当しています。勤怠・給与・請求などの基幹システムについて開発や運用を行っています。
A.I.
私とR.K.さんの部門は、当社の映像配信サービスをお客様へ展開しているのですが、そのサービスの販促・開発・保守が主なミッションです。
R.K.
加えて、社内のDX推進状況を可視化するサポートも行っています。
自部門の働き方をどのように決めていますか?
Y.N.
まず、ファウンデーションサポート事業部としての働き方(グランドルール)がベースにあります。 そこから各部門→各チームという順で徐々に現場レベルに落とし込んでいき、自分たちがどういう働き方をしていくか、ディスカッションしていきました。
T.F.
事業部から提示されたグランドルールだけではメンバーの理解が得られないと思ったので、私のチームでは懇談会を重ねましたね。
A.I.
事業部のグランドルールは、ルールというより心構えに近いものも多かったです。
R.K.
例えば「テレワークを始めるときは寝起きのままではなく、ふさわしい服装に着替えましょう」といったようなものもありました。
Y.N.
そういうルールを話し合いながら、チームごとのグランドルールに落とし込んでいったわけです。
T.F.
グランドルールの中では「会議の改革」も議題に上がりました。今まで行われてきた会議の問題点を洗い出して、どうすれば効率的な意思決定ができるか、そのためには何をすべきか話し合いました。そしてチームごとに「自分たちはこうします」と決めて、走り出しました。
R.K.
T.F.さんの部門では、どのようにルールを運用していますか?
T.F.
ルールを決めて、それが実施できているか半期ごとに振り返る、実施できなかったら「無駄なルール」として見直すといった感じです。
A.I.
各チーム内で決めたことはそれぞれに判断して運用していくことが重視されています。他チームのルールも、良いものは取り入れていきたいですね。
ハイブリッドワークについての取り組みを教えてください。
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A.I.
ハイブリッドワークについても、チームごと、さらにメンバー一人ひとりによって運用が違っています。私の部門では出社のタイミングは決めず、出社したい人が自分の好きなタイミングで出社するスタイルです。その結果、テレワーク:出社=8:2ぐらいになっています。
T.F.
私のチームは、ほぼ100%テレワークですね。出社しないとできないような仕事はほとんどありませんから。
Y.N.
月1回の1 on 1(面談)もリモートで実施することが多くなっていますが、半期に1回のスキップ1 on 1(直属の上司を飛び超えた1 on 1)は、メンバーにお願いしてできるだけ出社してもらっています。その理由は、私が今のポジションに就いて日が浅いので、直接話して一人ひとりの志向や意見を知りたいからです。
T.F.
テレワークの比率が増えることで一つ心配なのは、仕事とプライベートの境界線が曖昧になることです。皆さん、うまく線引きできていますか?
R.K.
私は仕事に集中したいときは「今日は会社で!」と決めて出社しています。朝ではなく午後出社でも問題ありませんし。それが私なりの線引きになっています。
Y.N.
その日、会社に行きたくなったら行けばいいし、行こうと思っていたけど体調が今ひとつと思ったらテレワークでいい。私の部門では出社する・しないを予定表でわかるようにしておけば良いので、本当に自由ですよね。
A.I.
私は自宅の仕事をするスペースと、くつろぐスペースを、明確に分けるようにしています。以前はそれに加えてフレグランスをつけることで仕事モードになる、という工夫をしていました。最近は習慣化して無意識に線引きできているようです。
Y.N.
私は逆に線引きしないようにしています。2人の子どもを育てていて、仕事中に保育園から電話が入ってお迎えに行き、病院に連れて行くということが日常茶飯事です。夜、リビングで家事をしていると、社員から「急ぎ承認お願いします」という連絡が来る。その都度「頭を切り替えよう」と頑張ると、切り替えられなかったときにすごくきつくなります。ですから仕事モード、家庭モードと線引きをせず、常にフラットな気持ちでいようと心がけるようになりました。そのほうが、私にとっては気が楽です。
T.F.
皆さん、ありがとうございます。参考にしますね。
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スーパーフレックス制度をどのように活用していますか?
A.I.
私は朝があまり強くないのですが、かと言って朝ゆっくりし過ぎると気持ちが緩んでしまう。そこで担当プロジェクトの朝会を9時と決め、8時40分頃には準備を始めることで自分のペースを守っています。また、家庭では夕食作りの担当なので、残業するときも18〜19時頃には休憩として、家事と食事の時間にあてる。そんなふうにフレックスを活用しています。
R.K.
私も夕食時でいったん中抜けすることがあります。また、「この時間は仕事が空く」とわかればその時間に病院の予約を入れる場合も。全員が見られる予定表に「ここは中抜けします」「病院に行きます」と書いておいて、何かあればそれ以外のタイミングで声を掛け合うようにしています。
Y.N.
私もすごく自由にフレックスを活用させてもらっています。子どもの体調が悪い時に朝一番で病院に連れて行って、診察で問題がなく子どもも回復していればその足で保育園に送ってから仕事に入る。夕方のお迎えや食事、寝かしつけなどのタイミングで中抜けして、また仕事に戻ることもあります。保育園の行事参加時には予定表にも堂々と「お誕生日会」と入れています。
A.I.
Y.N.さんの立場の方(部門長)が率先してフレックスを活用してくださるのは、本当にありがたいです。
T.F.
メンバー一人ひとりが自分の体調やライフスタイルに合わせて始業・終業を設定できるので、ワークライフバランスは良くなったと感じています。朝夕の打ち合わせを設定したいときは予定表を覗いたり、本当に急いでいる場合は電話をかけたりして調整しています。
働き方が変わったことにより、生活面、健康面にどのような変化がありましたか?
T.F.
テレワークのおかげで、以前に比べ睡眠時間が1時間は増えていますし、満員電車を避けるために早く家を出る必要がありません。それに、宅配の受取日時の設定で悩まなくてよくなりました。ストレスは確実に減っていますね。
A.I.
出社を続けていた頃は当日に体調不良で休むこともありましたが、ハイブリッドワークが実施されて自分に合った働き方を自分で選べるようになってから、健康的にも調子が良い気がします。
R.K.
私はヨガに通う時間をしっかり取れるようになりました。ヨガなどのスポーツ施設利用はカフェテリアプラン(福利厚生制度)の健康カテゴリーに該当するので、会社から多めに補助が得られるのも嬉しいです。整体やコンタクトレンズも同じカテゴリーなので、皆さんもぜひ。
Y.N.
R.K.さんもそうだけど、旅行好きな人は金曜の午後お休みにして、週末の旅行の移動時間にあてていますよね。会社の制度の使い方が上手です。
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今後、どのような働き方を目指していきますか?
A.I.
私は今後も働く場所に関わらず、困ったときに助け合いができる環境がベストだと考えています。直接顔を合わせていないときも、きめ細かくコミュニケーションをとる。困ったときにはお互いに助け合って、新しいことにチャレンジできる。そんな環境をキープしていきたいです。
R.K.
そうですね。私たちのチームは私が3年目で、2年目の人がいて、1年目の新人も入ってくる、そんな若手が多い環境です。若手だと慣れずに分からないことも多いだろうから、疑問質問がすぐに解消できるようにしたいですね。A.I.さんが言うように、コミュニケーションをとって風通しの良い働き方ができれば良いなと思います。
A.I.
ハイブリッドワークであれスーパーフレックスであれ、本人が選択できることが重要です。毎日のように出社して、別の部門の同期と近い席でリラックスしながら働いてもよし。テレワークの方が集中できる人はそうすればいい。その人に合った働き方を選べることが、当社の良いところです。言い換えれば、自分はどういう働き方をしたいかを明確に持っていることが求められます。
T.F.
私は仕事とプライベートを両立できる生産性の高い働き方にしたいですね。私事ですが、妻が第二子出産を控えており、あと数カ月で育休を取得する予定です。周囲を見ても、男性・女性問わず育休を取得したり、保育園や病院の送り迎えなどで時間休を取ったりしている場面が増えてきました
チームのメンバーにも率先してそのような働き方をすることで、後進のお手本になってもらえるよう働きかけていきたいと思います。また、新しい技術を取り入れながら、自分たちができることをさらに補完するものを作り出して業務を効率化する。そんな方法をみんなで考えていこうと思います。今はチームの中、あるいはプロジェクトの中で、どうやったらより効率的に業務ができるのかを模索している最中です。
Y.N.
私はコロナ禍で一度下火になってしまった部門内のコミュニケーションを活発化させたいと考えています。メンバー同士が気軽に会話できるよう、新しい働き方を踏まえて再構築できればと。それには部門内の会議を社内で実施する機会を増やすこともそうですし、個人がプレゼンテーションのスキルを向上させるようなLT(ライトニングトーク)大会を開催するなどの取り組みも実施しています。このような機会を今まで以上に設けて、活発にコミュニケーションが取れる場にしていきたいですね。
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転職を考えている方へ、メッセージをお願いします。
R.K.
テレワークでも社員同士がコミュニケーションを取りやすいので、在宅で働くことも安心です。チャットではコメントの他に、いいね!などのリアクションを送りあっていて、お互いが仕事を進めやすいようにしています。世代を問わず、入社後すぐに環境になじめると思いますよ。
T.F.
快適に働ける環境も整っていますし、オーナーシップをもってやりたいことを提案すれば実現できるような、チャレンジを許容する職場風土だと思います。どんどん新しいことをやりたい、成長したいという人にはチャンスがたくさんあるので、ぜひチャレンジしてほしいですね。
A.I.
中には、会社は好きだけど仕事が合わない場合が有り得ますが、そんな時には事業部や部門を異動できる制度があり、言わば社内転職ができるようなイメージです。これは大きい会社ならではで、社内で自分がやりたい仕事をできる可能性が高くなりますよね。自分に合った仕事、自分に合った働き方を求める方にはおすすめできる会社ですので、ぜひ仲間になっていただきたいです。
Y.N.
私の上司が仕事と家庭を両立されていたので、私も同じように子育てをしながら働けています。上司が率先して休みを取ったり、フレックスを活用したりすると、部下も同様の働き方をしやすくなると思うので、私は率先して社内の制度を活用しています。このように働きやすい文化が受け継がれていますから、子育て中の方でも安心していただきたいです。