2024年に買ったもののうち、今でも使い続けており、買う価値があったと感じたものをまとめた。
2ミニッツはガジェットレビューブログだが、ガジェット以外も含めている点はご容赦願いたい。
UNIQLO シームレスダウンパーカー
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E470077-000/00?colorDisplayCode=02&sizeDisplayCode=005
近所のUNIQLOを散策していたとき、売れ残っていた不人気カラーものを試着したらよかったので購入。
買ったのは2024年末だったが、なんと2025年の初売りで1月3日まで5000円引きになった。
それでも買って損したと思わなかったのは、そもそも満足感が高かったからだと思う。
特に防風や保温がしっかりしているわりに通気性がよく、汗がたまらないところがGood。
シームレスダウンパーカーはずいぶん前から売られているロングセラー商品だけど、ロングセラーになるだけのことはある、と思った。
電動ドライバー兼ドリル
2024年からスケートボードに乗り始めたのだが、そのカスタマイズを効率化するため購入。
スケボーは部品の種類が少ない。そのぶん各部品の作りが乗り心地に大きく影響する。特にホイール(車輪)とデッキ(板)をつなげる「トラック」はスケボーの心臓部。トラックとデッキをつなげるビス(ネジ)のつけ外しは、スケボーのカスタマイズでは避けて通れない。
くわえて、ぼくはスケボーのコンプリートを何本も持っているわけではない。なので、たとえばトラックを交換したり、アングルライザーを入れてカーブの切れを調整したり、細かなカスタマイズのたびビスのつけ外しが発生する。さらに、ビスが緩い状態でのライドは危険なので都度しっかり締める必要があり、これもまた手間だった。
電動ドライバーを使うことで、ビスのつけ外しが何倍も早くなり、ビスを締めるときに力いっぱいプラスドライバーを握りしめる必要もなくなり、結果スケートボードのカスタマイズが圧倒的に楽になった。
風呂用の防水時計
小学生の息子・娘と風呂に入るとつい長風呂になってしまうため購入。
子供は早寝させなければならない。そのためには時間目標を決める必要がある。
これまでは浴室の換気扇のタイマーで入浴の経過時間を見て、都度「あと◯分であがろうね」と伝えていた。しかしこれがなかなか伝わらず苦労していた。
一方、「◯時◯分までにあがろうね」と伝えるほうが通じやすいことがわかった。相対的な時間感覚より具体的な時刻のほうがイメージがつきやすいようだ。具体的な時刻を伝えると、時計を見て「やばいあと◯分だ!」と自分事化して焦り始める。学校と同じノリなのだろう。
ともかく子どもたちの長風呂回避に風呂用の時計は役に立った。
ミニPC GMKTec NucBox M6
5年使ったChromeboxが物理的に壊れたので購入。ChromeOSでも最低限必要なことはこなせたものの、Windowsのほうがより幅広くつかえるよね、ということでWindowsに乗り換えた。
GMKTec NucBox M6を選んだ理由は、ぼくの用途をかんがみたコスパのよさ。やることといえば、
- 資料や文書の作成
- Webブラウジング
- 執筆作業
- 簡単な画像編集(トリミングやプリセットのフィルタ適用など)
- たまにゲーム(原神が最低画質で動けばOKレベル)
くらいで、タイミングがシビアなFPSや格ゲーをゴリゴリ遊んだり、動画編集したり、Adobe系ソフトを使う重たい画像編集などは一切しない。
なので13世代Intel的な最新CPUは不要だし、GPUも非搭載でOKだし、メモリも標準16GBで1スロット空いてればOK。その要件で探してピッタリだったのがGMKTec NucBox M6で、購入時点で各種セールの割引やポイント還元含めて約4.2万円と他より1段階安かった。
ほぼ毎日使っていて、性能的な不満は一切ない。さすがにChromeOSほど起動が早いわけではないが、一度起動したら爆速で動く。USBポートが充実しておえり拡張性は十分。くわえて、天面を開ければ簡単にマザーボードにアクセスできるのでメモリ追加や内部の掃除も困らない。
なにより、ChromeOSからWindowsに乗り換えたことで、仕事用PCと同じショートカットキーが使えたり、そっちで積み上げたGoogle IME用ユーザ辞書をそのままインポートできたり、自作キーボード向けの開発環境を構築するとき解説記事を追いかけるだけで構築できたりと、普段使いの工夫や先人の知恵をそのまま使える恩恵が思った以上に大きかった。
耐久性は今後検証だが、現時点では大変満足度の高い買い物だった。
25mmのトラックボールとKeyball用ケース
ぼくは仕事道具としてのキーボードにそこそここだわっていて、今はKeyball 39というトラックボールつき左右分割キーボードを使っている。腕を一切動かすことなくキー入力とマウス操作ができる優れモノだ。
ただ1点だけ欠点があった。トラックボールの球のサイズが34mmと大きく、持ち運びの厚みが出てしまってかさばるのだ。これをどうにかしたかった。
そこで目をつけたのが、25mmサイズのトラックボール。通常はリモコン型の小型トラックボール等で用いられるのだが、これをKeyballシリーズに移植した先人がいたのだ。
さらに、3Dプリント用のトラックボールケース設計データが公開されており、そのデータに基づき出力したトラックボールケースの実物がメルカリで売られていた。(わがやには3Dプリンタがないし、DMM.makeなどの3Dプリントサービスに個別発注すると割高になってしまうので、メルカリで売られているものを購入するのが最もコスパが高かった)
結果、トラックボールの直径が9mm小さくなったことでKeyball 39自体の厚みもマイナス9mmとなり、持ち運びのときのかさばりが大幅改善した。
もちろん、直径が小さくなったぶんトラックボールの操作感も変わったが、10分かからず慣れることができ、個人的には気にならなかった。
なおトラックボールは一旦安定と信頼のPerixx製を購入したが、POM素材の球が結構いい感じだという情報をゲットしたので、別途AliExpressで2個セットを購入済。届くのが楽しみだ。
静音リニア軸 Outemu Silent Peach V3
https://s.click.aliexpress.com/e/_olAkHv5
前出のKeyball 39は、自宅でのリモートワークはもちろん、客先や自社オフィスに出社するときも使っている。出先では当然、打鍵音には気を配る。
なのでぼくは打鍵音が静かな「静音軸」という種類のキースイッチを使うことにしている。
ただ一言で静音軸といっても種類はさまざま。打鍵音や打鍵感も千差万別だ。そこで、2022年から2024年の前半にかけて幅広い静音軸を買って試し、自分にマッチするものを探してきた。
その最終終着点が、Outemu Silent Peach V3だ。ぼくが「Outemu方式」と呼んでいる圧倒的な静音設計に加え、他を寄せ付けないコストパフォーマンスは圧巻の一言だ。他社製より3割静かで、3割安い。底打ちの柔らかささえ気にならなければ唯一無二の選択肢と言っていい。
それもそのはず。Outemuは他社ブランドの静音軸をOEM生産しており、そこで得た各種知見を自社製品に還流させたのがOutemu Silent Peach V3なのだ。(とぼくは見ている)。なので、Outemu方式の静音リニア軸であれば、後にも先にもOutemu Silent Peach V3を超えるものは出てくるはずがない。
詳細は他の記事でもレビューしているので、気になる方はぜひ見に行ってもらいたい。
サンワサプライ 片耳ヘッドセット
2020年から4年使った業務用骨伝導ヘッドセット「Shokz OpenComm」が壊れたので、代替品として買ったもの。
骨伝導ヘッドセットはとても気に入っていたのだが、後頭部にリムが回り込む構造のため、チェアのヘッドレストに頭をあずけられないという欠点があった。
そこで、後頭部に回り込まないことを条件に、連続通話12時間以上とかマルチポイントペアリング可能とか音声ノイキャン搭載とか機能で絞り込んだ結果、サンワサプライの片耳ヘッドセットにたどり着いたのだった。
買った当初は「片耳だしなんか偏りそうだな」「Shokz OpenCommの後継品をを買うまでの繋ぎかな」と思っていた。
しかし、実際に使ってみると実に快適。特に、サイズが小さいので持ち運びが便利な点と、走行中の新幹線の座席で小声で話しても相手にクリアに伝わるほど音声ノイキャンの精度が高い点が気に入っている。
もちろん細かなところで不満はある。ときどき勝手にBluetooth接続が切れてしまうことがある、とか、電源オンのためマルチファンクションボタンを5秒押さなければならない、とか。
とはいえ、いずれも使い方の工夫で対応できるので実用上クリティカルではないし、これらを理由に値段が4倍以上するShokz OpenCommに買い替えようとも思わない。要するに値段と機能・性能のバランスが良いのだ。
どうしても気になる点といえば、機能も性能も見た目までも似通っているのに値段が半額近いものがAliExpressで多数出回っていることくらいだ。
組織デザイン
日経ビジネスかなにかで超ロングランの定番書籍として紹介されていたのを見て買ってみた本。
ちょうど仕事で「50名程度の自チームのパフォーマンスを最大化するにはどうするか」「売上伸長にコストが正比例しないメカニズムや体制をいかに作るか」といったテーマにぶち当たってどうすっかなーと考えていた頃に、「そういえば自分の組織運営ってベストプラクティスの聞きかじりでちゃんと体系的に学んだことがなかったな」と思って手に取ってみた。
結果かなり目からウロコの記載が多く、自チームの点検にもなったし、クライアントへの提案にも役立っている。特に「組織構造は今後事業をどう成長させたいかの意思が如実に現れる」という点が気に入ってて、初めて訪問するクライアントと話す際も体制図から今後の事業の方向性を推察しながら話せるようになったのは大きかった。
今後もなにかにつけて読み返すと思う。同じシリーズに「経営組織」という本もあるそうなのでぜひ読んでみたい。
シチズン 超音波洗浄機
金属バンドの腕時計が定期的に臭くなるのをどうにかしたい、とか、お気に入りのメガネをキレイに使いたい、とか、電動歯ブラシを定期的に洗浄して清潔を保ちたい、とか、もろもろの理由が重なって購入に至ったもの。
金属バンドの腕時計が定期的に臭くなるのをどうにかしたい、とか、お気に入りのメガネをキレイに使いたい、とか、電動歯ブラシを定期的に洗浄して清潔を保ちたい、とか、もろもろの理由が重なって購入に至ったもの。
特に一番大きな理由が腕時計。妻と結婚したとき結婚記念品としてもらったもので、とても気に入っているのだけど、夏場だとどうしても汗や汚れが金属バンドの隙間に入り込んで臭くなってしまうのが気になって、利用頻度が落ちてしまっていた。
超音波洗浄機を買ってからは週一程度の洗浄でまったく臭いが気にならず毎日使えている。やっぱり妻が一生懸命選んだくれた腕時計は愛着がある。スマートウォッチに浮気したこともあったけど、結局これに戻ってきているし、やっぱりこの腕時計が好きなのだ。は安くない買い物だったが、これのおかげで大切な品を毎日長く使えるようになったんだから、買ってよかった。
EarFun Air2 NC
買ったものというより案件で提供いだいたものだが、めちゃくちゃ気に入ったのであえて紹介させていただきたい。
EarFun Air2 NCは、基礎的な機能や性能を完備しつつ、プラスアルファとして「シアターモード」で音源を大化けさせる完全ワイヤレスイヤホン。
各楽器の音色を分析的に聴きつつ総合的な演出を楽しむ、というぼくの音楽の楽しみかたにクリーンヒットした。
詳細はこちらの個別レビューで紹介しているので時間があればぜひ見てみていただきたい。
サンスター メタシル
小学生の息子が進学塾に通い始めた。授業の進みが早いので、宿題のわからないところを妻とぼくで折半で教えている。
ただ、互いに仕事が終わったあと自宅で家庭教師となるとそこそこ骨が折れる。自分たちもテンションを上げないとやってられない。
じゃあなにか買う?ということで、ぼくが買ったのがメタシルだった。(なお妻は座ったまま使う系の美容家電を買った)
メタシルを選んだ理由は2つ。「削らずずっと書き続けられる」「シャーペンと違って芯の交換も不要」という機能性に魅力を感じたことと、息子に勉強を教えるときこっちがスマホ見たり本読んだりするより一緒に漢字とか式とか書きながらのほうが息子のやる気を削がないなと思ったこと。
実際に使っていると、メタシル自体の重量感とシュッとした見た目のおかげで、文字を書くとき少しウキウキする。狙い通り少し自分のテンションが上がるのがわかる。テンションがあがりすぎて、息子が問題を解いている間にスマホに写した般若心経を写経したこともある。そのくらい書くのが楽しくなるのだ。
とはいえ実用面で言うと微妙なところもある。特にメタシルは芯の硬度が2Hとかなり硬く、文字が薄くなりやすい点は好みが分かれるだろう。たとえばノートなど紙が重なった上で書いた文字の視認性はイマイチ。下敷きを併用は必須だ。
トータルでいうと個人的には買ってよかったと感じるし、今後も仕事終わりの家庭教師タイムの相棒として活躍してくれると思う。
Amazonベーシック 5段スチールラック
リビングルームの収納のため買ったもの。息子と娘が床に荷物をバラマキがちだったので、「ここは息子くん、ここは娘ちゃん」という感じで場所を割り当てて使ってもらっている。
具体的には、5段構成のうち下3段を子供用スペースとしている。ランドセル、学校関連の持ち物、塾や習い事関連のかばん類を置く。それより上の2段は妻とぼくのスペースだ。
結果、リビングの床にかばん類が散らばることが減った。特にランドセルを下から2段目の一番出し入れしやすいスペースに割り当てたことで、子どもたちが積極的にそこにランドセルを置くようになった。どうやら学校の教室にあるロッカー(ランドセル置き)と同じように使えるのがわかりやすいらしい。また、習い事系のカバンはときどき床に散らばるが、言えば片付けてくれるようになった。
息子と娘に部屋を与えられるまでの暫定収納スペースになるかな、と思いつつ、5段スチールラックを入れた日から即座に片付け効果を発揮してくれている、という意味で、買ってよかった。
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