『激震マスメディア』生放送なのにタブーには触れず
昨日放送されたNHK『激震マスメディア』をさっきみた。もちろん録画。なんかみんな当たり障りのない話に終始してた印象。
問題はコンテンツじゃなくて、電波利権や再販制などによるインフラ独占。しかし、そういう論点は「構成表」から除外されている。NHKのアジェンダ設定を踏み越えないといけないのに、佐々木さんも川上さんもテレビを知らないな。なるほど。この番組みていて、ほんとイライラしていた。かったるすぎ。
報道の多様性云々の話があったが、その本質的な原因である「戦後、一社も全国紙・テレビ局に新規参入がなかった」という事実や、その原因となっている電波利権、再販規制についてまったく話が出ず。
ライブドアや楽天などIT企業が新規参入しようとしたら叩き潰され、楽天がTBSを経営しようとしたら法律まで変えてブロックされたという驚愕の事実に、最後まで誰も触れなかった。誰も言わないことに、ホントにビックリした。米国では80年代に『USA TODAY』の新規参入があったりしたわけで。
生放送ということで、そういう既得権について発言するチャンスは皆にあったわけだけど、放送事故は起こさないような造りになってるわけか。乗り越えてほしかった。そういうタブーを作り出す構造こそが、既存のテレビ新聞の最大の問題点なんだけど。
私なら、楽天とTBSの話だけを徹底的に言い続ける。そこに本質があるんだから。もし今、ミキタニが経営していたら、TBSはこんな電波を無駄遣いするだけのダメ会社にはなっていなかったはずだし、新しいタイプの番組を沢山つくって、利益をあげて法人税を沢山払って、雇用にも貢献したはず。既存の使えない社員の給与は半分にされるだろうけど、それが社会のため日本のためになるんだから。
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いや、たった1時間半の番組で電波利権や押し紙触れても時間の無駄でしょ。新聞やテレビの危機など「一般人」は想像さえしたことがないのだから、あの内容で十分。
御意RT @sabotenwolrd: ライブドアや楽天などIT企業が新規参入しようとしたら叩き潰され、楽天がTBSを経営しようとしたら法律まで変えてブロックされたという驚愕の事実に、最後まで誰も触れなかった。『激震マスメデ
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読者コメント
クロスオーナーシップ禁止とか、いろいろやらないとねえ。言う前に、なんかつぶれそうだけど。
リンク書けませんでしたが、本のブログのつぶやき編集で、自民党と組まないと大赤字が解消できない新聞社の話、出てました。数年内に顕在化する見通しです。へたすりゃ今年か来年。
# 携帯(電車待合室にて)
自分もまったく同じことを感じました。佐々木さんあたり、もう少し突っ込めたのかな、と。電波の寡占利権につながりそうな話になるとテレ朝の広瀬が、アチャーとした顔になる。それでも民放なら絶対こんな話題に触れないから、NHKのほうがまだマシかな、と。渡邊さんの著書などは拙ブログ、教育、治安の保守系機関紙にてとり上げさせてもらっています。企業ミシュランは若者に勧めています。
「保守派から見たメディアリテラシー」2月19日付
「月刊世論」
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