シソ(紫蘇) Shiso ~料理の薬味で使っている、日本のハーブ~

利用部分葉花茎種
利用法料理美容健康
【学 名】Perilla frutescens
【分 類】シソ科・シソ属
【別 名】大葉(オオバ)、ペリルラ
【種 類】一年草
【草 丈】60~100cm
【原産地】中国・日本
  • シソ1
  • シソ2
  • シソ3

シソ(紫蘇)の特徴

日本のハーブの代表格

シソ写真シソは、料理の薬味として広く利用されている日本のハーブの代表格です。

大葉と呼ばれる青ジソと、梅干などの漬物の着色に使われる赤ジソ、細かいしわの入ったチリメンジソ(Perilla frutenscens crispa)もあります。

シソとカツオのたたき葉には食欲増進や殺菌の効果があるため刺身のつまにピッタリで、芽や花穂、実も薬味や佃煮などに利用されます。

カロテンやカリウム。カルシウム、鉄などのミネラル分も多く含まれています。

赤ジソと青ジソ

赤シソ写真漢方では、葉を紫蘇葉、種子は紫蘇子と言い、発汗(感冒)や利尿、鎮痛剤として用います。

広い意味でのハーブ的な用途としては、梅干用を筆頭に、漬物や菓子の着色、着香料として用いられる赤ジソと、生魚を多く使う日本料理などに欠かせない青ジソ2系統が一般的です。

日本では、10世紀始めの『延喜式』にシソがすでに「栽培されている」との記載があります。

シソ(紫蘇)の育て方

シソ年間表

成長点を摘めば収穫量がどんどん増える

よく日のあたる場所から、明るい日陰となる場所でよく育ちます。

霜が降りなくなったころに種子をまきますが、種は堅くそのままでは発芽しにくいので、一昼夜水に漬けてから土をかぶせないようにしてまきます

本葉が2~4枚になったら間引いて、6~8枚のころ有機質の多い土に定植します。本葉は、10枚ぐらいのときに摘心して腋芽を出させると、こんもり繁り収穫量が多くなります。また、夏も葉を必要に応じて摘みます。

成長点を摘めば、脇芽がどんどん伸びてきて新しい葉を次々と収穫でき、その後花穂を摘むことができます。花穂を収穫せずに実を成熟させると、実シソとして利用できます。

このように、芽から葉、穂まで全草利用できるので1度植えると重宝します。

混植は避ける

青ジソと赤ジソを一緒に植えると、交雑してそれぞれの特性を失った種子ができてしまうので、できるだけ離して育てます。

これは、同じシソ科であるバジルとの混植でも同様なので注意が必要です。

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