2024.8.20
35度超えの猛暑日が続く宮崎で、7月27日・28日に宮崎市の夏の風物詩である「まつりえれこっちゃみやざき2024」が開催されました。初日のフィナーレを飾った「市民総踊り」に、宮崎IT Plusとして参加した様子をお届けします!
昨年から同協議会として参加している「市民総踊り」は、職場や町内会、愛好会といったさまざまな団体が、宮崎民謡の「のさん節」「じょうさ節」「サンバいもがらぼくと」の3曲に合わせて市の中心部を踊り歩くというプログラム(昨年の様子はこちらから)。今年は、昨年の約3倍の人数に当たる362人(会員企業9社)が参加しました。当日は天候にも恵まれ、会場となる橘通り一帯は、子どもから大人まで多くの市民たちで賑わっていました。
■1年で参加者数は3倍に。参加へのハードルの低さも要因の一つに
教育情報サービスの社長で同協議会副会長の荻野紗由理さんは、参加者が増加した理由について「去年実際に参加したことで、楽しかったと感じた人が多かったようです。また想像以上に参加のハードルが低いこともきっかけの一つになっていると思います」と話します。
全員で踊るのは本番当日が初めて。10年以上前から参加していたという会員企業のデル・テクノロジーズが制作した踊りの動画を参加企業に共有し、各社・各自で練習を重ねてきました。
本番直前には、荻野さんから「これほど多くの会員が一堂に会する機会はなかなかないので、楽しみながら踊ってほしいですね」とのコメントも。
■各社の個性が光った衣装に身をまとった参加者たち。家族で参加する姿も
今年は市内外の45団体、約3600人が参加。各団体の個性が光る衣装やグッズを手にしていました。同協議会の会員企業にもハッピを着たり、うちわを持ったりする会社の姿が。開始前は各社で談笑を楽しんだり、写真を撮ったりする様子も見られ和やかな雰囲気に包まれていました。
今回は最近の厳しい暑さを受けて、例年よりも遅い時間帯の19時からスタート。「Miyazaki IT Plus」の横断幕を先頭に、デル・テクノロジーズ、パーソルワークスデザイン、SCSKニアショアシステムズ、オロ宮崎、スパークジャパン、コウェル、ビジネス・アーキテクツ、教育情報サービスの順に進んでいきました。
一番前で引っ張っていったのはデル・テクノロジーズ。しっかりと揃った振りや「はい!はい!」という声掛けが印象的でした。
パーソルワークスデザインは、170人を超えるメンバーが参加。部署ごとに分かれて踊っていました。
会社のロゴが入った青いハッピに身を包んでいたSCSKニアショアシステムズ。お子さんとの参加も目立ちました。
オロ宮崎は女性参加者が多く、各自Tシャツにシールを貼るなどオリジナルデザインに仕上げていました。
Tシャツを社内で統一して参加していた、スパークジャパンやコウェル。談笑しながら楽しく踊っている様子が見られました。
ビジネス・アーキテクツは黒いハッピに身を包み、教育情報サービスは異国の雰囲気が感じられる衣装で参加。またATOMicaからの参加者は、同協議会の横断幕を掲げながら先頭を歩いていました。
途中、暑さや長時間の踊りから汗を拭う様子も見られましたが、水分補給を行ったりメンバーと励まし合ったりしながら、終始笑顔を絶やさなかった参加者のみなさん。また開始時はまだ明るい青空が広がっていましたが、折り返し地点に来た時にはすっかり陽も落ち、屋台の灯りがノスタルジックな祭りの雰囲気を醸し出していました。
■社内での交流促進や組織活性化にも繋がるきっかけに
1時間かけて踊り続けた市民総踊りも、いよいよフィナーレへ。終盤に向けて各所から元気な掛け声や、一体となったうちわの手拍子が響き渡り、参加者の熱気もより一層高まっているように感じられました。終了後は会場全体が大きな拍手の音に包まれ、同協議会の参加者たちからは今日一番の笑顔も見られました。
参加したパーソルワークスデザインの高山直人さんは、「ここまで多くの従業員が集まることや、部署の垣根を超えて繋がる機会はないのでとても良い経験になりました」と笑顔でコメント。会員企業間の親睦を深めるのはもちろん、社内での交流促進や組織の活性化にも繋がったようです。
「300人で出場したい」という昨年からの目標を達成できた2024年の市民総踊り。荻野さんは「来年は400人で参加できたら」とも意気込んでいました。
今後もMiyazaki IT Plusは地域との関りや企業間での交流を図りながら、宮崎のIT業界を盛り上げていきます。
取材・執筆・撮影=藤井美帆(Qurumu)