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派遣切り、育休切りされた人、派遣でも育休中でもないのにレイオフされた人、内定を取り消された人、がっくりきますよね。でも、そこから這い上がり、新たな職場を見つけることができたら、最初の3カ月が勝負だそうですよ。

Investor's Business Daily」に、「転職後にいい評価を得るためのテクニック8つ」という記事が載っていたので紹介します。

 

1. 躊躇せずに聞いてみる

新しい会社で求められていることは何なのでしょう。手探りで仕事を始めるのは時間がもったいないので、直属の上司に聞いてみた方がいい、と『Expect to Win』という本の著者、カーラ・ハリスさんは言っています。

具体的な質問としては、

「このポジションでの成功の鍵は何ですか?」

「この商品はどのように会社の収益につながりますか?」

「もう少し具体的に教えてください」

「今までにどんな成功例がありましたか?」

「私が成功するためには、あとどのようなことをすればいいと思いますか?」

というものが挙げられています。

まあ、日本人の上司でこれらの問いにまじめに答えてくれる人は少ないかもしれませんね。そんなの自分で考えろと言われてしまいそう...。

アメリカでは、質問をしなければその人は理解ができているものだみなされるので、はじめに質問しておくのは重要です。日本だと、上司のタイプによっては使えないテクニックかもしれません。

2. 進んで研修を受ける

自分のスキルを生かした転職であっても、新しい会社に入れば新しく学ぶこともたくさんあることでしょう。前述のハリスさんによると、会社にはそれぞれ文書化されていないルールがあるので、まずそれを学ぶことが大事だそうです。会社で研修があれば進んで受け、なければ頼れる同僚にメンター(良き助言者)になってもらいましょう。でも、ボスはたいていの場合とても忙しいので、メンターには向いていないのだそうです。

3. 最初の1週間でリストを作る

新しい職場で自分ができること、できそうなこと、したいこと、それらに必要なスキルをリストアップしておきましょう。目標を達成したら記録しておき、チームのメンバーや上司にも知らせておくといいですよ。

4. 会社の雰囲気を感じる

同じ業界の中で転職しても、会社によってオフィスの雰囲気は違うものです。それをなるべく早く感じ取りましょう。最初の3カ月の間に、あなたが溶け込もうという努力を見せれば、周囲は新入りのあなたを仲間として認めてくれ、こころよくサポートしてくれるでしょう。

5. 頼りになりそうなのは誰?

チームの中で、頼りになれそうな人、逆にあまり信用しない方がよさそうな人を早めに見極めましょう。気の合いそうな人を見つけたらラッキー、仲良くなっておくといいですよ。

6. トラブルは早めに報告

転職したばかりなのにトラブルが発生したらどうしましょう。自分の評価が下がるのではないかと、自分で処理してしまおうとしがちですよね。

でも、新しい会社では前のあなたのやり方が通用するとは限りません。取り返しがつかなくなる前に、ちゃんと上司に報告しましょう。『The First 90 Days』という本の著者であるマイケル・ワトキンスさんによると、最初のトラブルや失敗は、新しい職場でのトラブル処理の方法を学ぶチャンスだそうですよ。

7. 冷静に、冷静に

あなたのそのリーダーシップを買われて、マネジメントのポジションについたとしても、最初の数週間は少しおとなしくしておいた方がいいそうですよ。初日からいきなり偉そうに指示を出したら、いい印象は持たれないですよね。

8. バランスよく

どんなポジションにいても、ある程度の自信を見せた方がいいのですが、尊大にならないように気をつけてください。自信過剰よりは、謙虚な姿勢を取った方がいい評価をもらえますよね。

使えそうなものもありました? 転職したことある人、この他にもいい方法があったらコメント欄で教えてください。隣の転職組に言ってやりたいことがある人もどうぞ。

[Scoring Big On The Job]

(山内純子)

 

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