フリーランスには最適なフリーアプリと言っても、あながち過言ではありません。
請求書や納品書のテンプレートはGoogle先生に聞けばすぐ用意してくれます。単発で発行するなら、これでもさして不都合はありませんが、見積→請求→納品のそれぞれのタイミングで書類を発行する必要があったりと、継続的に事業を行うのであれば、各種書類を一括で管理できた方が便利です。
そこで『三森支太郎』の出番。フリーの請求書発行ソフトとしては定番の部類に入る、Windows専用の高機能な帳票管理ソフトです。
基本的な操作は、画面の項目を埋めていくだけ。数量と単価を設定すると、自動で金額計算をしてくれます。消費税の有無は印刷時の設定で変更可能。源泉徴収額の計算機能は、編集メニューから選べます。
便利なのが「請求額から金額を逆算」する機能。これは「トータルで10万(税込み)にしたいんだけど、税抜きでいくら請求すればいいのか」を計算してくれます。すでに8万円分の項目が立ってる場合は、残りの2万円分(税込み)の金額を算出できます。
各種書類の発行は、印刷時に「見積書」「納品書」「請求書」と帳票の種類を選ぶだけ。見積時から変更が無ければ、見積書を作ったデータをそのまま納品書・請求書として発行が可能です。入力する手間も減らせます。
さらに、各種カスタマイズ機能も充実。「拡張オプション」では書式の細かいところをいじれます。請求書などに表記するメッセージの種類(「印刷メッセージ」で設定)、消費税率の設定などにももちろん対応(「オプション」→「動作環境設定」から変更可能)。印鑑を画像で登録すれば、押印書類のプリントもできますよ。これも地味に助かります。
これだけの機能が無料で使えるのは、嬉しい限り。毎月の請求書処理を効率化したい方には、ぜひともオススメの一本です。ネタ元には印刷した請求書のサンプルもありますので、そちらもご覧ください。残念ながら、対応OSはWindowsのみですが、「経理用にWindowsを入れてもいい、と思わせるくらい便利なソフト」なので、Macユーザーの方もご参考にどうぞ。
三森支太郎|株式会社オー・エム・エス
(常山剛)