オフィスだけでなく、自宅のプリンタもコストを意識したい方へ。
ご存知の通り、最近のプリンタは、本体価格は低く抑え、血よりも高いとも言われるインクで稼ぐビジネスモデル。下手に安い本体を買って、ランニングコストが高くなるのも嫌だし、かといって本体が高いからってインクが安くなるわけでもない。
と、いうことは、安い本体でなるべく無駄なインクを使わずにプリンタを使えば一番いいのでは? との結論に至った次第です。
そこで、3年ほど前に買ったHPのOfficejet7210に、そろそろガタが来たので、FAX付き複合機を買い換えようと考えいたところだったので、機種選びの課程でいろいろ調べた結果を踏まえ、インクジェットプリンタのコストパフォーマンスをアップさせる方法を3つ紹介させていただきます。
無駄の少ないプリンタ選びの一助になれば幸いです。
その1:写真や年賀状(裏面)はプリントしないインクカートリッジの容量や印刷可能枚数の表記は、なかなか見つけることができませんが、写真L版一枚の印刷コストはカタログに書いてあります。FAX付きの複合機の紙とインクを合計したコストはメーカー別に、約13.9円(CANON MX7600)・約19.6円(HP C309a)・約19.8円(Brother 全機種)約24.6円(EPSON PX-602F)。この価格、ネットプリントに比べればかなり高いですよね。
年賀状の裏面もまたしかり。ネットで申し込める印刷会社や、ネットプリントのハガキサイズ印刷を選べば、自宅のプリンターで印刷するのとそれほど変わらないコストで、または安いコストでキレイに印刷できます。
どうしても今すぐ必要!というときには、コンビニでプリントするのもありです。大手3社のなかではセブンイレブンとローソンでは、店内のコピー機で、1枚30円でプリントできます。紙切れとインク切れを気にせずできる点も優位点。印刷途中でインクが切れて、変な色になった写真や年賀状を見るのは、もうたくさんです。
その2:なるべく純正インクを使う「品質のいいものを使った方が結局お得!」という、メーカーの言葉を受け売りするわけではありませんが(品質云々の前に、容量や印刷可能枚数などの情報を、どのメーカーもちゃんと出して欲しいものです)、実際に詰め替えインクを使った経験から鑑みるに、
- 詰め替え用インク→使い切れずに余る
- 互換インクカートリッジ→純正より印刷可能枚数が少ない
ことが多かったです。コスパを重視するが故に、無駄金をはたいては元の木阿弥。その1と組み合わせることで、よほどのヘビーユーザーでなければ、購入時に付いてきたインクでだいぶ長持ちします。仕事柄、かなりの量を印刷するのであれば、詰め替えインクを使うのは、コスト削減に意味があります。詰め替えインクを使うときには、不測の事態用に、予備の純正カートリッジを用意しておくと安心です。
その3:ローラーのメンテナンスをこまめに印刷途中のインク切れに次ぐと思われる、イライラの元が「紙送りエラー」。何枚もの用紙と、インクを一瞬で無駄にしてしまいます。これは、ローラーメンテナンス用の粘着シートをこまめに使うことで、防げます。ADFのほうも、同様にメンテナンスしておくといいでしょう。
上記の使用方法を踏まえた上で、コストパフォーマンスを重視した買い換え機種の選定は、Amazonでなぜか有線LANのみ対応モデルより安くなっている、無線LAN対応の「HP Officejet 6500 Wireless」になりました。
メーカーさんから貸していただき、使ってみた感想としては、他メーカーのFAX付きモデルと比べて安い+独立インク、という理由もあるんですが、猫がADFに乗っても壊れなくなった(従来のHPのADFは、猫が乗ると壊れてたので)という点が、個人的に一番オススメです。インクカートリッジと同時購入で8000円キャッシュバックされるキャンペーンを利用すると、初期費用をかなり抑えられますよ。
猫が乗っても大丈夫
(常山剛)