フリーランスの編集者が教える、ダンドリ・整理術。

僕は部屋や机の上が乱雑になりがちなので、ついつい整理術の本に手が伸びてしまいます。結構な種類の整理術の本を読んでいるので、いまさら新しい発見はそんなにないかと思っていました。

でも、読んでみるとやはり色々発見があるもんですね。著者の試行錯誤の結果のノウハウに感謝です!

ところで、ライフハッカーの読者の方なら、PCの起動時間を減らすために色々な努力をしてる方も多いと思います。使っていないサービス停止したり、勝手にスタートアップに登録するソフトをスタートアップから外したり。

僕も使っていないサービスはマメに停止させる方で、極限までサービスを減らして悦に入ってました。しかし、そのおかげでPCが不安定になって、結局OSを再インストールをすることもしばしば。本末転倒ですね。

ところが、この本を読んでいかに今まで無駄な努力をしていたかを痛感しました。ギリギリまで起動時間を減らすために努力をしていた僕がガッカリした方法とは。

続きます。

 本書で提唱されているのは、「PCの起動を待つ間に机の上の整理をする」という方法。言われてみれば「なーんだ」ですが、僕は今までPCの起動を待つ間、イライラしながらたばこを吸ったりして無駄に過ごしていました

「PCの起動を待つ間に机の上を整理する」という方法なら、少々の起動時間の遅さは気になりませんね。最近のPCの性能なら、メモリー不足などの心配も少なくなりましたし。

同様に、著者は午後もPCを再起動させるようですが、その時間はデスクの拭き掃除にあてるそうです。拭き掃除にあてると必然的に机の上は整理されてなければいけませんからこれも効果的ですね。

まあ、今どきそんなに再起動させる必要があるかどうかという問題はありますが、考え方は取り入れたいですね。

また、机周りの文房具の話題では、一般的にはボールペンやのりなどは最小限で所定の位置に。という考え方が普通だと思います。

ところが、著者の場合は作業ごとに「書き物セット」「はんこ押しセット」「発送作業セット」と作業ごとにお道具箱を準備してその都度出して作業しています。

のりやテープなどの色々な作業で必要となる道具は重複して持つことになりますが、ある意味この手法も合理的と言えば合理的ですね。

あと、本書で一番驚いたのは、普通のPC作業と書きながらのPC作業時に備えて、常にキーボードの両側にPCと接続したマウスを準備しておくと言うこと。

確かに、右手でマウスを持ったりペンを持ったりを繰り返すのは煩わしい。左手でペンで字を書くのは無理でも、左手マウスでネットサーフィンぐらいならできるかも。

普通のPCでマウス2個つなげるとは知らなかったなあ。テンキーつないだり、タブレットペンつないだりできるくらいだからできて当然と言えば当然だけど。そんなこと思いつかないよ。

と、僕が印象に残ったところをピックアップしてみましたが、他にも時間管理術やデジタル・アナログの整理術が満載です。巻末の「著者おすすめの整理グッズ」がまたいい。

買っただけで整理ができるわけではないのはわかりつつも整理グッズ欲しくなってしまいますね。

(聖幸)