リモートワークが広まる中、コーキングスペースに移動して仕事をしたり、ワーケーションに向かったり、と仕事道具を携える新たな移動が生まれました。
そうした移動を準備する際、持ち歩くデバイスや周辺機器を1つにまとめておけるポーチがあると、忘れ物を減らせますし、何より準備が早くなります。
今回は、実際に利用するシーン別に、仕事用のポーチを選んでみました。
ノートPCとともに持ち運ぶ前提で、マウスや充電アダプターをまとめておける、素材やサイズ違いの3種類です。
1つ目は、在宅勤務中やオフィス内など、毎日のちょっとした移動向け。コンパクトさ重視で、仕事道具をまとめられるタイプ。
2つ目は、ワーケーション向け。出向いた先のホテルなどに置いておく際に、入れ物としての佇まいが良く、ワーケーションの気分にフィットするタイプ。
そして3つ目は、コワーキングスペースなど、他の人が居る場所での使用向け。仕事道具が散らかず、周囲の目を気にすることなく仕事に集中できるタイプです。
ポーチの中に入れるアイテムは、写真左上から時計回りに、
- Satechi『USB-C to USB-C 100W Charging Cable』 2m
- Anker『USB-C & USB-C Thuderbolt 3 ケーブル』 0.5m
- Microsoft『Modern Mobile Mouse』
- NEC『Aterm MR05LN』
- Native Union『Belt Watch』
- Satechi『100W USB-C PD Compact GaN Charger』 とL字プラグ
- Satechi『Type-C Multi-Port Adapter 4K With Ethernet V2』
これらを実際に入れたところも含め、それぞれの使い勝手をご紹介します。
シンプル&コンパクトな無印良品のポーチ
1つ目のコンパクトさ重視のポーチは、無印良品『ポリエステルガジェットポーチ』。
寸法は、幅20cm×高さ9cm×奥行6cm。
表面はファスナーのみとなっており、無印良品らしいシンプルでスッキリとした見た目。
素材はポリエステルで、手に持った感触も、実際の重量も軽いポーチです。
内側の両サイドにメッシュポケットを備え、小物の収納に便利。
中央底部にはベルクロのベルトがあり、ケーブルやACアダプターを留めておく用途に使えます。
柔らかい素材で作られているので、ファスナーを全開にすると、しっかり開くことができます。
中央底部のベルトは、ポーチに入るだけのケーブルをまとめておくのに十分な長さです。
仕事道具をすべて収めると、ぎゅっと詰まった印象に。
容量を抑えながらも、場所を取るような仕切りがないので、多くの物が収まります。
ファスナーを閉じると、見た目はパンパンになりますが、かなりコンパクトにまとまりますね。
日々のちょっとした移動の際に携えていても、気にならないサイズ感に収めることができるポーチです。
傍らに置いた姿も美しいORANGEのポーチ
2つ目の佇まいが良いポーチは、ORANGE『THE POD』。
寸法は、幅17cm×高さ14cm×奥行5.5cm。
外周をぐるりと囲うファスナーが、エンボス加工の牛革素材とマッチして良い雰囲気。ワーケーションや出張に持っていきたくなる見た目です。
レザーのポーチというと、重さがあるイメージもありますが、手に取ってみると意外に軽さを感じます。
浅草の職人さんが1つずつ丁寧に手作りしているそうで、軽くてもしっかりとした作りです。
ファスナーを開けると180度開く構造になっていて、仕切りとなる中蓋が備えられています。
中蓋には伸縮性のあるバンドが取り付けられているので、ケーブルやドングルを挟んでおけば、ポーチの中で散らかりません。
『THE POD』にアイテムをすべて詰めると、こんな感じ。
内部は中蓋の仕切りがあるだけなので、長いケーブルも余裕を持って収められる空間があります。
側面部分は支えとなる板が入っており、仕事道具をすべて収めてファスナーを閉めた状態でも型崩れしません。
ワーケーションの滞在先で、仕事の気分を良くしてくれるポーチです。
余裕の容量でスッキリまとまるBellroyのポーチ
3つ目の仕事道具が散らかった印象にならないポーチは、Bellroy(ベルロイ)『Desk Pouch』。
寸法は、幅28cm×高さ19cm×奥行7cmとなっており、今回ご紹介する中では最も容量が大きいです。
表面は、ファスナーと指をかけるループがついていて、持ち運びやすくなっています。
素材はリサイクルポリエステルで、粗めのキャンバス地のような良い手触りです。
中は、片面にファスナー付きのメッシュポケット、もう片面にファスナーなしのメッシュポケットが備えられています。
このメッシュポケットは、伸縮性のある素材なので、中に入れたものがしっかり収まります。
容量の大きなポーチなので、他のポーチに入れた仕事道具と同じものをすべて収めても、空間に余裕があります。
マウスやケーブル類を立てて入れる形になるので、何がどこに入っているか見やすく、取り出しやすくもある作りとなっています。
ファスナーを閉めた状態でも内部に余裕があるので、パツパツな見た目になりません。
手に持った状態でも、ほど良いサイズ感です。
このポーチは、他のポーチに比べて高さがあって、自立できる構造になっています。そこが、仕事道具が散らかった印象にならないポイントです。
実際に仕事道具を入れて、ファスナーを開けた状態で、他のポーチと見比べてみましょう。
1つ目の無印良品『ポリエステルガジェットポーチ』は、ファスナーを開いた状態で置くと、コンパクトさゆえにパンパンになっていた中身が飛び出てきます。
2つ目のORANGE『THE POD』は、180度開くので、中身がすべて見える状態に。
3つ目のBellroy『Desk Pouch』は、ファスナーを全開にしても高さがあるので、中に入れたものが周りから見えづらくなっています。
仕事をしていても周囲の目が気になる…という人におすすめのポーチです。
持ち運ぶ仕事道具が同じでも、収納するポーチが変わると、雰囲気も大きく変わりますよね。
場所や時間も含め働き方が多様化している今、仕事道具を収めるポーチもシーンに合せて選んでみると楽しいですよ。