Inc.:「500 Startups」のパートナーであるElizabeth Yinさんのブログに、起業家に向けた単刀直入なメッセージを見つけました。自分を誰かに印象付けたいなら、すぐにポイントを述べるのがベストなやり方です。
投資家に好かれないと、投資をしてもらえません。
好感度アップが必要なのは、起業家だけではありません。どんな職業であれ、魅力があるに越したことはないのです。
求人に応募するにも好感度が必要です。好感度が低いと、どんなに適格でも仕事を得られないでしょう。
では、天然の魅力を持たない人は、この厳しい現実をどのように受け止めればいいのでしょうか。
周囲を安心させる天賦の才能を持たないあなたにとって、カリスマと呼ばれる人々は複雑怪奇に思えるかもしれません。でも、Yinさんによると、行動を少し変化させるだけで、すぐに信頼度と好感度を高めることができるそう。以下に、その3つの方法を紹介します。
1. 事実に基づいて売り込む
自慢は嫌われますが、本当の成果は誰もが認めてくれます。ですから、相手に印象付けたいのであれば、あいまいな自慢ではなく、具体的な成果を率直に話しましょう。
ベンチャーキャピタリストとの会話には、「24歳の天才プログラマーがいて、誰よりもコーディングが得意なんです」といった類の話は不要です。もっと単刀直入に、「国際数学オリンピックで金メダル、国際情報オリンピックで銀メダルを取得したことがある開発者がいます」のように言うのがいいでしょう。
2. 懸案事項と正面から向き合う
人は、偽物の完ぺきさよりも、問題のある本物を好みます。ですから、自分の欠点を受け入れて、批判には正面から対処しましょう。
Yinさんは、売り込み時には次のような方法を勧めています。
ビジネスに問題が生じたとき、それを隠そうとすれば信頼を失います。それよりも、問題の存在について簡潔に言及し、どう対策しているのか、またはどう対策するつもりなのかを自信を持って議論することです。
3. 直接かつ正確に答える
これは文化的な側面もありますが、米国では質問に正面から答えてから詳細を述べる人のほうが、逆の人よりも好まれます。後者は、言い逃れをするズルい人間に見られてしまうのです。
つまり、自分を誰かに印象付けたいなら、すぐにポイントを述べるのがベストです。
「今、何に取り組んでいますか?」「チームについて教えてください」などといった非常にオープンな質問をされたとしても、簡潔で本質的な答えを心がけてください。相手が詳細に興味を持ったなら、枝葉の部分を話しましょう。
ビジネスにおいて好感度はとても重要です。上記を参考にすれば、あなたもカリスマに近づけるかもしれません。
3 Ways to Be Instantly More Likable | Inc.
Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
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