コーヒーの新しいトレンドとして、近年、サードウェーブという言葉をよく耳にします。コーヒーとひと口に言っても、ここ50~60年の間に、その流通のあり方やトレンド、飲み方などが大きく変化しているのをご存知でしょうか。
コーヒーの歴史におけるファーストウェーブとは、経済効率を優先にコーヒーが大量生産・消費され、アメリカの一般家庭で、浅煎りのコーヒーが飲まれるようになった戦後から1970年代ごろまでを指します。続いて、エスプレッソを主体としたシアトル系の深煎りコーヒーが世界的にブームになった1990年代までの流れがセカンドウェーブ。アメリカ・シアトル発のスターバックスがその代表格です。そして今、コーヒーの新しいトレンドとして注目されているのが、サードウェーブであり、特徴的なのが単一種のブレンドしていない「シングルオリジン」の豆を使用することと言われています。つまり、シングルオリジンのコーヒーは、1つの原産国、産地のみの豆を使うことで、コーヒーの原産国・産地特有の味わいを楽しめるのです。
そのシングルオリジンのモカを使ったアイスコーヒーがこの夏、全国のマチカフェがあるローソンで7月1日から8月末まで数量・期間限定で販売されることとなりました。
※一部取扱いのない店舗があります。
厳選された1種類のコーヒー豆をこだわりの焙煎法、抽出法で飲むスタイル「シングルオリジン」
シングルオリジンの最大の特徴は、単一種の豆を使用し、豆の個性を最大限に生かした方法で焙煎される点にあることは述べましたが、豆の品質そのものが風味に直結するため、原産国、産地、農園、加工方法まで厳選されているのも特徴です。数種類の豆をミックスし、調整されたブレンドとは異なるコーヒーです。
そんな贅沢かつハイクオリティなシングルオリジンのコーヒーを日々気軽に飲んでみたい。そんな方にうってつけなのが、ローソン・マチカフェのシングルオリジンシリーズの第3弾として、新たに登場する「エチオピア モカ」のアイスコーヒー。華やかでフルーティーな香りを楽しめます。コーヒーの発祥地とされているエチオピアの厳選されたモカを使用し、モカ本来の香りや味わいを最大限に生かす焙煎法を経て、抽出されているのが特徴です。ドリップマシンによるセルフサービスではなく、店員さんがオーダーごとに1つずつ作ってくれるというローソンのマチカフェは、コンビニの中にカフェを実現した希有な例と言えます。
筆者も実際に飲んでみましたが、安いコーヒーにありがちな嫌な酸味などは皆無で、非常に飲みやすく、専門店レベルか比較する店によってはそれ以上のクオリティの香り高いコーヒーでした。私はいつもなら、ついコーヒーに砂糖やクリームを入れたくなるのですが、このコーヒーなら、むしろ余計なものは入れずにストレートで味わいたくなりました。
この夏のブレイクタイムに、ローソンのモカアイスコーヒーがもたらすメリットを以下にまとめてみました。
- コストパフォーマンスが良くて、入手しやすい
- 夏バテしやすい時期の息抜きやリフレッシュになる
- コーヒーの新潮流「シングルオリジン」を身近に感じ、コーヒーの文化や歴史にふれることができる
1. コストパフォーマンスが良くて、入手しやすい
本当においしいコーヒーを飲みたいときに利用するのは、専門店やカフェなどが一般的だと思います。その点、ローソンのマチカフェで買えるコーヒーなら、お弁当やちょっとしたものを買うついでにいつでも気軽に利用できます。日常的な利用はもちろん、北海道から沖縄まで、出張先や旅先、帰省先でおいしいコーヒーが飲みたくなったときなど、時間を問わずに飲めるというわけです。
そして、気になるコストパフォーマンスという面でも、高品質なシングルオリジンのコーヒーがたった216円(税込)(pontaカード利用だと税込186円)で飲めるのも大きな魅力です。
2. 夏バテしやすい時期の息抜きやリフレッシュになる
近年、暑さが厳しい日本の夏。気をつけていても夏バテしてしまうものです。それに加え熱帯夜などにより、どうしても睡眠不足になりがちです。睡眠不足が続くと、デスクワークも充分に集中できなくなってしまいます。そんな時、シングルオリジンの香りをかぎ、アイスコーヒーを味わって飲むことは、息抜きやリフレッシュになりますし、心も身体も涼しさを感じることでしょう。
3. コーヒーの新潮流「シングルオリジン」を身近に感じ、コーヒーの文化や歴史に触れることができる
上質な豆を選び、その風味や個性を生かすようにコーヒーを淹れること。コーヒー好きならこだわりたい部分です。また、コーヒーには赤道を中心に世界各国に様々な産地がありますが、産地や農園、その土壌によって香りや味わいが違ってきます。生豆、焙煎、淹れ方...コーヒーは文化を知れば知るほど、味わい深く楽しめる飲み物です。
さらに今、1000年以上前からあると言われているコーヒーの歴史についての知識も「よりおいしく飲むための教養」として身につけておきたいことです。サードウェーブの根底にあるのは、本当においしいコーヒーをコーヒーの生豆や焙煎、抽出法にこだわって飲みたいというニーズが増えたこと。1970年代ぐらいまで、大量生産・大量消費を目的にコーヒーが流通していた時代にコーヒー離れが生じ、その反動してセカンドウェーブが起こり、21世紀の今、さらにサードウェーブという潮流が生まれました。コーヒーをただ飲むだけではなく、より深いコーヒー文化に触れてみたいという人には、モカのシングルオリジンに親しむことから入るというのはおすすめです。
シングルオリジンコーヒーを楽しむ日常を
マチカフェのシングルオリジンのコーヒーを飲んで、まず感じたのは、ついにこのクオリティのコーヒーがコンビニでも飲める時代になったのかということです。これからの世代は、ローソンでサードウェーブのコーヒーと出会い、シングルオリジンが身近なものになると思うと、感慨深いものがあります。
この夏、暑さを乗り切る新しくてスタイリッシュなクールビズのアイテムとして、マチカフェのシングルオリジンのアイスコーヒーを試してみることを強くお勧めします。上質な1日を、ぜひ「エチオピア モカ」のアイスコーヒーの香りをかぐことからはじめてみてください。
※シングルオリジン「エチオピア モカ」はアイスコーヒーのみでの展開となります。
ローソン|マチカフェ
(文/庄司真美 写真/米田智彦)
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