パートナーに対して少し言いたいことがあるとき、ちょっとした物の言い方でひどい言い争いになってしまうことがあります。

ケンカになってしまう理由はたくさんあります。しかし、ケンカの原因になるコミュニケーションの基盤の習慣というのは大体同じです。口やかましい、話を聞いていない、話しを避けたがる、などです。会話において大きな違いを生む、ちょっとしたコツがいくつかあるのです。多くの専門家(私の婚前カウンセラーも含めて)が、パートナーと難しい話題について会話を始めるときのコツや定型文を勧めています。要するに次のようになります。

YのときはいつもXに感じるので、Zしたい。

このシンプルな決まり文句の実際の例をあげると、

晩ごはんができていないとイライラするので、君には準備しておいてほしい。もし晩ごはんを作る時間がなさそうなら、前もって教えてほしい。

これは非常にシンプルで少しばかばかしい例ですが、言いたいことは、パートナーを非難しているわけではないのです。非難すると、相手は攻撃されているように感じてしまいます。ここでは、ただ明確な解決策を提示しているだけなのです。実際に晩ごはんができているかどうかは置いておいて、このような形で不満を言うことはケンカには発展せず、結果として会話を生産的なものにするのです。私自身もこのアドバイスを実践してみて、かなり上手くいっています。以前、私は婚約者と特定の話題についてかなり言い争っていたのですが、この決まり文句を使って会話を進めたところ、私達はこの話題に対する特定の感情に気付きました。そこから私達は客観的に状況を判断できるようになり、最終的には生産的な話し合いに辿りつくことができたのです。

もう一度言っておきますが、この決まり文句は極めてシンプルな例です。実際の会話には、もっと詳しい説明が必要になります。でもこのことを覚えておけば、パートナーを責めることなく、あなたの気持ちを伝えることができるでしょう。

Kristin Wong(原文/訳:コニャック

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