Inc.:昼寝(パワーナップ)をするなら、効率良く行いましょう。科学に基づいた生産性テクニックを紹介する新著『Two Awesome Hours』の著者、Josh Davis氏によると、昼寝から最大の効果を引き出す秘密は、寝る前のカフェインなのだそうです。昼寝前に1杯のコーヒーを飲む効用は起きた時の記憶力向上、起床直後のミス減少などがあります。ある研究によると、起きてすぐ明るい光を浴びたり冷たい水で顔を洗うよりも、コーヒーとうたた寝の組み合わせの方が注意力を保てたといいます。でも、朝に何杯ものコーヒーを飲み、午後2時におもむろに横になっては逆効果です。そうではなく、コーヒーとうたた寝から最大の効果を引き出すには2つのシンプルなコツがあるのです。
1. 1杯のコーヒー(もしくは他のカフェイン入り飲料)を用意して、すぐに飲み干します。
カフェイン飲料を飲み終えたらすぐに寝れる体勢にしておく必要があるため、熱々のホットコーヒーを一気に飲めないようであれば冷たい飲み物にしておきましょう。数分で飲み終えて横になるやいなや、カフェインは体内の血流に入り込んでいきます。起きる頃には一通り身体の中を周り終えるのです。ですからあまりにもゆっくりと飲んでいると、眠る前にエネルギッシュな気分になってしまいます。
2. アラームを20分で鳴るよう設定します。
何度も言いますが、カフェインが脳に届くその瞬間に起きる必要があります。そのため、昼寝の時間は20分以内としてください。そうすれば深い眠りに陥ることも、起きたときにぼんやりすることもないでしょう。時間通り行えばカフェインが働いていることを実感し、目覚めるやいなや、どんな大きな仕事でも取り組む準備が整っています。
Forget the Power Nap. Try the Coffee Nap Instead|Inc.
Anna Hensel(訳:コニャック)
Photo by Shutterstock