新年度が始まり、多くの方は人事異動などで、仕事の環境が変わったのではないでしょうか? また、新しい同僚が日本語の通じない外国人になったという方もいるかもしれません。もし、あなたがそうだとしたら、普段の挨拶やほんの少しの談笑で「この人は英語ができる!」と思わせてみたくないですか? 英語ができる人、という印象を残すためには最初の2分が肝心です。

そこで今回は「オンライン留学体験」を提供する世界最大級のオンライン英会話スクール「EF イングリッシュタウン」の記事より、英語ができる人だと思わせる小ワザを5つご紹介します。

1. 相槌の仕方をマスターする

英会話が得意でないと思っている人も、相手の話を聞くだけならポイントとなる単語を拾っていき、何とか理解できる人が多いと思います。そんな時に日本語を話す感覚で「うんうん」やひたすら「Yes/No」を繰り返すのではなく、簡単でもいいので英語で相槌を打つことで英語ができる人だなと思ってくれるかもしれません。例えば、「Yes」を繰り返すのではなく、「Yeah」や「Yup」を交互に入れる、日本人がやたらと相槌で使いたがる「Really?」も「Yeah? (↑に上がる感じで)」や「Seriously?」「No way!」と言ってみる。または、「Cool」、「Right」、「Nice」、「Sure」などを間に入れることで、英語を理解していると思われること間違いなしです。

2. つなぎ言葉をうまく使う

英語がうまい人は、何気なく話している時に英語のつなぎ言葉をうまく入れて話します。日本語でもそうですが、それで、うーんと、なるほど、といったつなぎ言葉を意識せずに入れて話しますよね。きっちりした文章をただただ話すだけでは不自然に聞こえてしまうのです。英語初心者の方でもすぐに使いこなせるつなぎ言葉には「I mean」「Basically」「Of course」「Actually」といったものがあります。逆に意識しすぎてしまって英語でのつなぎ言葉出てこない時に日本語の感覚で「えーっ」と言うのが癖になってしまう人がいますが、間を持たせたい場合は「Now」「So」「Well」も使えるので、ぜひ覚えておいてください。

3. 日本語のように入れてしまう余計な母音に注意

英語には日本語にはない音がいくつもあるので、日本人が英語に躓いてしまう大きな原因の1つに「発音の難しさ」があります。しかし、英語は世界で話される共通語。色々な国のアクセントを持った人たちが使う言語ですので、発音を完璧にする必要は全くありません。ただ、カタカナ英語の発音では、いくら文法が正しくても通じないかもしれません。日本語を話す時の癖で、本来の英語の発音にはないはずの余計な母音を入れてしまうと外国人には聞いたこともない新しい単語として聞こえてしまいます。例えば、Whatの最後のtのあとに母音を入れてしまいカタカナようにワットと発音をすれば聞き取り難くなります。同じく、andの最後にoを入れてしまってはアンドになってしまいます。発音を上達させるのには、時間と努力が必要になりますが、最後の子音に母音を入れないようにするという努力は今すぐ始められるのではないでしょうか。

4. 同じ単語は繰り返さない

英会話初心者の人が陥りやすいのが、聞き取りに一生懸命になってしまい、質問された時に言われたことをそっくりそのまま繰り返してしまうこと。名詞の繰り返しを避けるために、thatやoneで言い換えたり、同義語を言い換えたりすると英語が流暢に聞こえます。例えば、problemという単語を使った場合、繰り返すときにはissue, matter, concern, controversy等に言い換えることができます。人の名前を言う際も2回目はshe/heや役職名(the managerやthe chief)を使うことで英語が少しだけ上手く聞こえます。質問に答える際も、同じことが言えます。簡単な例ですと、Do you like coffee?と聞かれたら、Yes, I like coffeeと答えるのではなく、Yes, I do.と言い換えることができます。

5. イントネーションは大げさに

英会話に自信がないので、小声でボソボソ話してしまうという人は、その話し方を変えるだけで通じる英語に変わるかもしれません。英語は日本語よりイントネーションがはっきりしていますし、音の高低差も大きいです。英語を母国語としている外国人が「こんにちは」というのを聞いたことがありますか? 日本人のように平坦なイントネーションではなく、上下に音が波打ったように発音をしますよね。また、普通に話しているつもりで平坦な発音をしていると、相手に冷たい人だなと取られてしまうこともあるかもしれません。例えば、相手に謝られて「大丈夫だよ!全然気にしてないから!」とポジティブな意味で「That's OK. I don't mind at all.」と言う場合、ぼそぼそと発音をしてしまうと「別にいいよ、どうでもいいから」と言われているように相手は感じてしまうかもしれません。イントネーションを気にせず日本語と話す時と同じように英語を話しているという人は、大げさと思えるくらいの気持ちで話すようにしてみてください。そうすれば、自然と表情も付いてきて、英語が流暢に聞こえます。

以上、5つの英語が流暢に聞こえるようになる秘訣でしたが、いかがでしたか? まだまだと思う人は、新年度に合わせ英語スキルをブラッシュアップしてみましょう。

(Aki.N)

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