私は、短文のメッセージが送信できる「SMS」を仕事でよく使います。

理由は、職場のメールアドレスかケータイの番号は知っているけれど、キャリアメールのアドレスまでは知らないことが多いためです。また、キャリアメールだと受信許可設定など面倒が付きまといますが、SMSであれば電話番号でテキストメッセージが送れるところも気に入っています。

最近、お気に入りの理由がもうひとつ追加されました。それは「OS X Yosemiteの『メッセージ.app』を使うと、MacからiPhoneを通じてSMSの送受信ができる」ことです。作業中にSMSを受信してもiPhoneに持ち替えることなく、Macのキーボードで返事ができます。私はMac中心なので、受信メッセージを見逃して、時間を置いてから気が付いたということもなくなりました。20141101_imsg01.jpg

設定も面倒ではありません。

まず、MacとiPhoneは、同じiCloudのアカウントでログインしている必要があります。次に、iPhoneの設定アプリで「メッセージ」をタップします。次の画面で「iMessage」を「オン」にします。同じ画面の「メッセージ転送」で、連携するMacを選択します。

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連携するMacを選択すると、Macのメッセージ.appに認証コードが表示されるので、これをiPhoneで入力します。これでMacからSMSの送信が可能になります。

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メッセージ.appでのSMS送信は、OS X Yosemiteで追加された「iOS 8」との連携機能の一部です。よって、OS X YosemiteとiOS 8.1の組合せでしか使えませんが、他にMacで電話の着信がわかったり、FaceTimeで電話をかけることもできます。

これまでは、Macで作業している最中にSMSを受信すると、作業が中断される印象が強く、一端、頭を切り換えて対応していましたが、Macで完結できるようになってからは、それが弱まった感じがしています。これは着信の時も同様で、iOS 8との連携機能には便利さ以上の魅力を覚えます。まだ、試していない方はぜひともお試しください。

(傍島康雄)

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