ビジネスで本当に成功したいと考えている会社役員や経営者にとって、チームでの決断を効果的にするために絶対に必要な能力について、これまで何度かご紹介しました。今回は、組織のグループやチームが素晴らしい決断ができているかを見極める時に使えるチェックリストをご紹介しましょう。ここにあるリストがすべてではありませんが、手始めにあなたのチームを思い出して、チェックしてみてください。
- 1. 重要な問題に関する会議では、重役だけでなく現場のメンバーも招集する。
- 2. 「重要人物」が時間通りに来なくても会議を始める。
- 3. 良いアイデアや解決法は、会議の最初や中盤で出てくることが多く、終わりが近付いて駆け込みで出てくることはほとんどない。
- 4. 会議の出席者は、数合わせやイスのようにただそこに居るのではなく、議論に参加している。
- 5. 第三者が会議を見たら、誰がリーダーなのか見分けがつかない。
- 6. 重要な情報はすでに周知されていることが多く、パワーポイントのようなプレゼン資料が使われることはあまり無い。
- 7. 根拠のない話は情報として扱わない。
- 8. 会議で長々としゃべる人、議論に受け身の人を放置しない。
- 9. 先入観や偏見よりも分析が勝つ。
- 10. 前提ではなく経験によって情報は分析される。
- 11. 決断と実行は一体化しており、すべての決断において、次の実行可能なステップを明確にするために時間が使われている。
- 12. 会議が長引くのと同じくらいの頻度で、早く終わることもある。
- 13. 会議に出席してない人にも、必要に応じて関連するデータや意見を求める。
- 14. 1人が欠席したくらいで、会議がキャンセルになることはない。
- 15. 矛盾した命令によって惑わされることがほとんどない。
- 16. ユーモアやちょっとしたおしゃべりが、仕事の邪魔ではなく会議を円滑に進める役割を果たしている。
- 17. 十分に支持された決断であれば満場一致の必要はない。
- 18. 一度会議で決まったことは、個人的に賛成ではなくても、呆れた顔をしたり、攻撃的な態度を取ったりせず、その決断のための責任を果たす。
- 19. 経営スタイルに対する理解や尊重で、トラブルを劇的に減らしている。
- 20. オープンな議論は、深く、豊かで、厳しく、建設的で、個人攻撃ではない。
- 21. すべての出席者の目標は、会社のためにベストを尽くすこと。
Les McKeown(原文/訳:的野裕子)
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