最高に幸せな人とそうでない人を分けているものは、一体何なのでしょう?

Harris Interactiveの調査によると、アメリカの人口の約3分の1は「とても幸せだ」と答えています。もっと多いと思っていた人も多いのではないでしょうか。

会社や職場には、明るくて、予想もしない問題が起こっても気にせず熱心に仕事をする人がいます。そういう人は、小さなチャンスや親切にも、大げさなくらい本当にうれしそうに見えます。困難にも笑顔で耐え、生まれつき常に物事の明るい面を見るような人が、友だちや知り合いの中にもいるでしょう。

研究によって、幸せのうち半分は遺伝的に決まっており、40%弱は外的要因の影響によって決まるということが分かっています。しかし、残りの12%は、自分がどのような選択をするかによって決まります。ほんの些細なことで、幸せがどうかが変わってきます。幸せな人はこのことに気付いており、だからこそ毎日7つの大事な選択をしているのです。

1. 運動をする

幸せな人でも、そんなに素晴らしく整った体型ではない人もたくさんいます。運動はなぜそんなに大事なのでしょうか? 幸せになるために運動をするには、1日に7分間だけでも十分です。それで体は、「ランナーズハイ」としても知られる有名な神経伝達物質エンドルフィンを放出します。エンドルフィンが放出されるのは運動だけではありませんが、毎日少なくとも短時間の運動をすることでエンドルフィンが放出されることを、幸せな人は知っています。

2. 外で過ごす

1日20分間、屋外で過ごすだけで、幸福レベルは十分に上がります。これを1の運動を組み合わせて、屋外で軽い運動をするのもいいでしょう。お昼ご飯を食べに歩いて出かけたり、裏庭に少し出てみたり、近所の公園に行ったりするだけでも、かなり効果があります。それが幸せにそんなに大きな影響があるとは思わないかもしれませんが、幸せな人はできるだけ外に出ようとしています。

3. 家族を大事にする

U.S. Newsに載っていた研究によると、2010年のPew Research Centerの調査では、4分の3のアメリカ人が、家族がもっとも大切で、幸せな人生を送るのにもっとも大事な要素だと答えていました。ですから、幸せになりたいのであれば、義理のお兄さんと仲直りし、両親、子ども、兄弟とも仲良くするようにしましょう。幸せな人は、常にそうしている訳ではないかもしれませんが、少なくとも毎日数分(もしくはそれ以上)は、家族関係を良くするようなことをしています。

4. 友だちとの時間を作る

友だちは、自分で選ぶことのできる家族のようなものです。幸せになりたいのであれば、毎日少しでも友だちとの時間を見つけましょう。電話でほんの数分話したり、10分ほど会話をしたり、一緒に何か行動をするだけで、かなり大きく違います。忙しい人は、上記の1と2を足して、友だちと一緒に外で運動をするという選択をしている人もいます。幸せな人は、時間に余裕が無い時でも、友だちと交流できる方法を見つけています。

5. 仕事に意義を見出す

アメリカ人は特に、仕事に対する満足感が幸せかどうかに大きく影響します。起業している人や、会社の経営者は、おそらくこのことを常に考えているでしょう。日々、自分の能力や才能を使うことも、幸せに影響を与える1つの要因です。幸せな人が、必ずしも夢の仕事や天職に就いているとは限りませんし、働くのが好きでは無いかもしれませんが、毎日する仕事に何かしらの意義を見出し、自分のやっていることに喜びを誇りを持っています。

6. コミュニティに貢献する

コミュニティの一部となることで、所属意識が生まれ、自分に価値があるのだという感覚を養ってくれます。本当の自分が分かることもあります。ですから、本当に幸せな人は、家族や親しい友だちのグループだけでなく、自分のコミュニティを広げる方法を探しています。仕事の組織、教会のグループ、運動をする団体などに、幸せな人は所属していますが、毎日何かしらの貢献をしようとしています。

7. よく眠る

睡眠時間が足りないと、生活も人生も壊れてしまうというのは事実です。睡眠が十分でないと、怒りっぽくなり、正しい判断ができず、性欲も無くなり、幸せ全体に大きな影響があります。幸せな人は、そうでない人に比べて忙しくない訳ではありませんが、必要な時は他の何かを削って睡眠にあてています。テレビを見たり、インターネットサーフィンをしたり、自分に関係ないことを心配したりするのをやめて、毎日少なくとも7〜8時間は寝るようにしているのです。

Bill Murphy Jr.(原文/訳:的野裕子)

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