あなたはiPhoneやiPadのジェスチャーを使いこなしていますか? iOSには便利なのに意外と知られていないジェスチャーがいっぱいあります。今回は、米Lifehackerお気に入りのiOSのジェスチャー・ショートカット10選を紹介します。

なお、この記事で紹介する10選は、以下のビデオでも見られます。

1.下に引っ張ってリフレッシュする

最初はわりと有名なものから。「下に引っ張ってリフレッシュする(更新する)」です。このジェスチャーは以前から使えましたが、知らない人もいるかもしれません。ウェブページや受信トレイなどの内容をリフレッシュさせたれば、画面を下に引っ張っるようにスワイプしてください。ある程度まで引っ張ると、画面の上方に矢印マークなどが現れ、コンテンツがリフレッシュされます。

2.横スワイプで「メッセージ」のタイムスタンプを表示する

iOSのインターフェースはとてもスッキリしています。しかし、その代償として少し情報不足でもあります。「メッセージ」アプリで、メッセージを左にスワイプすると送受信した時刻がわかります。また、「メール」アプリでメールを横スワイプすれば、削除ボタンなどが現れます。

3.スワイプで戻る

このジェスチャーは、メール、メッセージ、設定、メモ、Safariなど、ほとんどのアプリで使えます。ひとつ前のページに戻りたいときは(たとえば、個別メールから受信トレイに戻りたい)、画面の左端から右へスワイプしてください。ゆっくりスワイプすれば、前のページをチラ見することも可能。メールアプリでは、ひとつ前のページに戻ったあと、逆方向にスワイプすれば、また元のページに帰れます。

4.iPadでホーム画面やマルチタスクバーを表示する

iPadには4本指や5本指で行うジェスチャーがあります。4本か5本の指でピンチすると、ホームボタンを押さなくてもホーム画面に戻れます。また、4本か5本の指で上方向にスワイプすると、マルチタスバーが表示されます。あるいは、わざわざマルチタスクバーを表示しなくても、4本か5本の指で横にスワイプすれば、アプリを次々と切り替えていけます(このジェスチャーが効かないときは、設定アプリの「一般」から「マルチタスク用ジェスチャ」をONにしてください)。

5.iPadで分割キーボードを表示する

iPhoneなどで親指を使ったタイプに慣れている人は、キーボードを分割すると使いやすくなります。親指タイプもバッチリです。また、右下のキーボードボタンを上方向にドラッグすれば、キーボードを上下に移動できます。タイピングをさらに快適にしてくれる隠しボタンもチェック!

6.数字や記号、大文字を素早くタイプする

キーボードで大文字を打つためにシフトキーを押したり、数字を打つために数字キーを押すのが面倒なら、もっと速いやり方があります。シフトキーを押しながら、タイプしたい文字の上にドラッグすれば、大文字で入力できます。また、数字キーを押しながら、タイプしたい数字の上にドラッグすれば、キーボードを切り替えずに数字をタイプできます。

さらに、長押し系ショートカットを覚えておけば、さまざまな特殊記号をあっという間にタイプできます。たとえば、Safariでピリオド「.」を長押しすると、「.com」が打てるのをご存知でしたか?

7.カレンダーでイベントの時間を変更/移動する

「カレンダー」でイベントの時間を変更するのに、いちいち時間をタイプし直すのは面倒です。カレンダーではイベントを自由に動かせます。ちょうどホーム画面でアイコンを動かす感じです。「Day」モードで、イベントを長押しすると、イベントの上下にドットが現れます。ドットを上や下にドラッグすることで、イベントの開始時刻や終了時刻を調整できます。また、イベントをドラッグして、まるごと移動するのも可能です。

8.メールの作成ボタンを長押しして下書きを見る

受信トレイから下書きにすばやくアクセスするには、画面右下にある「作成」ボタンを長押しします。保存されている下書きを一覧表示してくれます。

9.Safariの戻るボタンを長押しして履歴を表示する

Safariで最近の履歴を見たいなら、戻るボタンを長押ししてください。このやり方はChromeでも使えます。たぶん、ほかのブラウザでも機能します。

10. メニューバーをタップすると一瞬でスクロールアップできる

ウェブページや長いテキストを読んでいて、ページトップに戻りたい時にどうしますか? 手動でスクロールするのは面倒ですね。画面の一番上にあるメニューバーをタップすれば、ページトップまで一瞬でスクロールアップしてくれます。

Whitson Gordon(原文/訳:伊藤貴之)

Video music by Smurd.