Inc.プレゼンや講演など、人前で話す時に緊張してしまう人は、自分でも気付かないうちに印象を悪くする行動をとっていることがあります。せっかく内容を練って良いものに仕上げても、聞いてもらえなければ意味がありません。今回は、人前で話す時に気をつけたい9つのNGボディランゲージをご紹介しましょう。

1. うつむかない

聴衆から目をそらさないこと。日常生活では、スマホを見ながらカフェラテの注文をするような、マルチタスクをこなしているかもしれませんが、あなたの話を聞きに来ている人にはアイコンタクトをしてください。アイコンタクトをすれば、相手と心がつながり、相手が信頼感や好感を持ってくれます。

2. 手をいじらない

あなたが手をいじっていると聴衆の気が散ります。手を叩いたり、握りこぶしをぶつけたり、爪の甘皮を引っ張ったりしないように。プレゼン中に何かを指したり、大きな身振りをする時以外は、手は体の横に下ろしておきます。

3. 踊らない

腕を動かす時は、肘から先ではなく、肩から動かすようにします。小手先だけを動かして、チキンダンスを踊っているように見えないようにしましょう。

4. だらしなくしない

人前で話す時はきちんとした格好をしましょう。プレゼンの時はビジネススーツを着た方がいいですが、テック系の交流会などの場合は少しカジュアルにするなど、TPOに合わせます。プレゼンのスライドも、それぞれのタイトルや目立たせたいキーワードなどは特に、誤字脱字がないかチェックし、同僚などにチェックしてもらいましょう。真面目な仕事の場合は、あまりかわい過ぎたりウケを狙ったりしないように。

5. 聴衆に背を向けない

ニューヨーク州のイーストハンプトンにあるCommunispond社CEOのRosenthalさんは、「誰もあなたの背中を見たくはない」と言います。また、スクリーンに向かって話していたら、誰も話を聞いてくれません。Rosenthalさんは、「考え、振り向き、話す」というメソッドを勧めています。自分の考えをまとめるためにプレゼンのスライドや資料を見て、それから聴衆の方を向いて、話し始めましょう。

6. 言い淀まない

「えーと...」「...ですよね」「...のような」といった、合間をつなぐ言葉や曖昧な言葉は、極力使わないで話すように努力しましょう。

7. 慌てない

自分のプレゼンや講演の予行練習をやれば、持ち時間いっぱいを使い切るのに、どの程度のペースで資料を使った方がいいか分かっているはずです。大事なことをきちんと伝えるためにも、焦らないようにしましょう。時間が足りなくないのは、準備不足に見えて格好悪いです。

8. 大声で笑わない

声を出して笑ったり、爆笑したりするのは、最小限にとどめます。「あなたの歯の裏が見たい人はいません」とRosenthalさんは言っています。

9. 目をキョロキョロ動かさない

聴衆の気をそらしたくないのであれば、目をキョロキョロ動かすような、視覚的に気を取られるような行為はやめましょう。質問やコメントに対して答える時や、気が短いと思われたくない場合は、特に気をつけます。

やるべきこと

にっこりと微笑み、真っ直ぐに立ち、アイコンタクトをします。腕を広げ、ハキハキと大きな声で話しましょう。Rosenthalさん曰く「成功の秘訣は、見た目良し、聞こえ良し、内容良しです」。

The Wrong Body Language | Inc.com

Tatiana Serafin(訳:的野裕子)

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