朝が苦手なだけでなく、どうも機嫌が悪いという人も多いと思います。仕方がないことと本人も周りもあきらめているかもしれませんが、実は意外と簡単に治せるかもしれません。
米Lifehackerで昼寝の知られざるパワーについて紹介した記事には、「睡眠サイクルの第三段階に入る前に確実に起きることが、効果的な昼寝のカギとなる」とあります。この第三段階を「睡眠慣性(sleep inertia)」といい、この段階に入ると、体も頭も目覚めたくないと思うようになります。
仕事がある日の朝だけ機嫌が悪い場合は、質量ともに十分な睡眠がとれていない可能性もありますが、朝起きた時にいつも機嫌が悪い人は、毎朝起きる時に睡眠慣性の状態にあるのかもしれません。起きたあとでも、いわゆる「寝ぼけた状態」が長く続いてしまうのです。この状態から脱して、覚醒を早めることが快適な朝につながります。「ベストな睡眠サイクルを手に入れるための9+3の方法」など、これまでにも快眠のための方法は紹介してきましたが、筆者が考える快適に朝起きるための一番シンプルな方法は、朝起きたくなるような理由を見つけることではないかと書いています。朝にジョギングや運動をする、最高の朝食を食べる、友だちや恋人に電話するなど、起きる楽しみを持つことです。
睡眠サイクルに合わせて起きたいという人は、最適のタイミングで起こしてくれるアプリもあります。目覚めを助けるグッズとしては、光で起こす目覚まし時計や目覚めが爽快になるサプリ
も以前にライフハッカーで採り上げました。その他、朝の目覚めをスピードアップするには、以下も効果的とのこと。
- カーテンを開けて太陽の光を入れる
- 目が覚めて最初の30〜60分を屋外か、屋内でも明るい光の元で過ごす
- 朝起きたくなるような活動や、大事な予定を入れる
- 目が覚めたらベッドを戻りたくなくなるような状態にする
朝が苦手な人はどれか一つでも試してみてください。
Morning Mood: Why Some People Wake Up Grumpy | Huffington Post
Alan Henry(原文/訳:的野裕子)
Photo by Sergey Peterman(Shutterstock).