先日「Evernote 5 for Mac」のメジャーアップデートをお伝えしたばかりですが、今度はiOSデバイス向けもリリースされました。Evernote日本語版ブログでも告知された通り、「数年に一度の大幅なデザイン刷新」とのこと。新しいEvernote 5は新発売のiPad miniでもスムーズに使えるそうです。
記事冒頭の公式動画で新機能を紹介しています。動画の下段メニュー歯車マークの横より「字幕機能をオン」>「英語(文字起こし済み)」を選ぶと字幕を表示できます(ただ、今回は日本語翻訳すると、かえって難解です...)。
Evernoteが挙げている「主な新機能」は下記の通り。1. 新しいホーム画面
新しいホーム画面は、コンテンツにすぐ移動でき、好みに合わせて簡単にノートの閲覧・検索・整理ができるような設計です。また、ホーム画面のボタンをタップするだけで、新しいノートを作成できる「クイックノートボタン」を採用。文書のデジタル化がすぐに行えます。
画面サイズが大きいiPadでは、ホーム画面にスワイプ形式リストで「最近使用したノート」を表示。ノート間の切り替えが簡略に。
インターフェースを効率化し、よく使う機能へアクセスしやすくなりました。例えば、ノートリストには「新規ノート」ボタン追加し、アカウント情報はホーム画面へ移動しました。画面やアイコン、画像の見た目も刷新され、「直感的かつ優れたデザイン」を心がけたとのこと。
作成したノートに位置情報を付けられます(設定で位置情報を与えないことも可能)。マップ画面からノートを視覚的に探すことができます。ノートはピンチイン/アウトで拡大・縮小でき、カードプレビューをタップすればノートエディタが表示されます。旅先や滞在先で使えば使うほど、面白い機能でしょう。
メモやレシート、文書や名刺などの撮影・保存がさらにラクに。また、背景の明るさに関わらず、ページの端を検出して切り取る機能を改善。画像の明るさとコントラストも簡単に修正できます。ドキュメントスキャナーとして、さらに使い勝手がよくなったといえます。
ホーム画面に「プレミアム機能」ビューを追加することで、Evernoteプレミアム(有償版)の便利な機能に素早くアクセスできるように。
初めてEvernoteを開くと、旅行や仕事、情報の整理などに使用しているEvernoteユーザーの体験談を聞かせてくれます。各体験談ごとのサンプルノートも用意しています。
多くの改善点で「簡略化」、「アクセシビリティの向上」が目立ちます。それもそのはず、「今回のデザイン刷新では、主な機能がすべて2タップ以内でアクセスできるようにすることを目指しました」とのこと。思い立ったときにすぐ使えるのはうれしい限り。開発陣は数カ月をかけてたどり着いた「最良のアプローチ」と自信をのぞかせます。
さらに磨きのかかったEvernoteに期待しましょう。
Evernote 5 for iPhone, iPad and iPod touch 公開 | Evernote 日本語版ブログ
(長谷川賢人)